*7 ひらいて
綿矢りさ原作の映画。
原作は何年も前に読んだはずなのにかけらも覚えていなかった。
高校生の明るい人気者愛は、クラスの地味な男の子「たとえ」のことが好き。
その愛情は強く、間違った方向に彼女を壊していく。
たとえの彼女に近づいて意地悪をするでもなく、好きだと打ち明け体の関係を持ってみたり。
一見、不可解な行動も多いが「好き」という気持ちがとにかく強いことは伝わって来た。
憎いと好きは紙一重と聞いたことがある。
確かに…腑に落ちる。
大きなシーンではないが、愛が友人とまた愛に行為を持ってくれている男子2人がホテルへ入っていくのを目撃した際のショックや、裏切られたような気持がしたあの瞬間が一番つらかったのでは?と考察する。
そして辛さから愛の中にあった何かが壊れて、溢れ出てしまったのではないかと思う。
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