戸開走行保護装置とは④(完結編)

2009年から新築設置されたエレベーターには戸開走行保護装置が義務化されています。
それ以前に設置されたエレベーターには取付する義務はありません。(既存不適格)
25~30年経過したエレベーターの改修工事で戸開走行保護装置を付けるか?金額との兼ね合いで思案され、相談をよく受けますが建物用途、利用状況、利用者、改修工事内容、施工会社、金額等で判別は分かれます。
一つの目安として、令和5年の国土交通省発表、令和3年の実績データで
全国定期検査報告が行われたエレベーターが74万台で、その内、戸開走行保護装置が設置さえれてるのが、24万台・・・全体の32%のエレベーターに設置されているとなっていました。
前年度比、21、274台増の内、改修工事で新たに設置されたのが6,564台なので設置率も2.8%増と増加傾向が伺えます。
あくまでメーカー主体のデータなので独立系も加わるともう少し増えると思いますが、独立系は設置率としてはそれほど高くないと思われます。
資金に余裕があって安全意識の高いエレベーターには付けた方がいいのでしょうね。

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