エレベーター専門コンサルタント 森 匠将

エレベーターの新設、改修、リニューアル、保守管理を専門的にサポートするコンサルタント …

エレベーター専門コンサルタント 森 匠将

エレベーターの新設、改修、リニューアル、保守管理を専門的にサポートするコンサルタント 森 匠将のブログ。エレベーター新設、保守管理、部品供給、経年劣化、老朽化問題を解決する専門性の高いサポートを行っています。 https://www.elevator-management.com

最近の記事

エレベーター改修で補助金をもらうためには

補助金の条件の位が必須エレベーターの改修工事で補助金をもらうためには様々な条件をクリアしなければなりません。少し前に投稿した補助金を活用したエレベーター改修では、都市部の市区町村や一部公共団体から出されている補助金をご紹介しました。その補助金も利用するには、条件をクリアする必要があります。 防災対策に関する補助金が多いそして、エレベーター改修で利用できる多くの補助金は、防災対策に関する補助金がほとんどです。エレベーターの防災対策についての記事で書きましたが、以下のような対策

    • エレベーターの防災対策について

      エレベーターの防災対策には、地震や火災などの緊急事態に備えて様々な対策を行わなければなりません。 主な対策を紹介します。 防災対策地震時の対策 地震時管制運転 地震を検知すると、エレベーターは最も近い階に自動的に停止し、ドアを開けて乗客を安全に降ろすシステムです。 耐震性の向上 エレベーターの構造を強化し、地震による揺れに耐えられるように設計されています。 火災時の対策 非常用エレベーター 消防士が火災時に建物内の移動を迅速に行えるよう、特別に設計されたエレベーター

      • 大規模修繕工事には大規模修繕コンサルタントを、エレベーターはエレベーター専門のコンサルタントを!

        【PICK UP】大規模修繕コンサルタントからのエレベーターリニューアル依頼 マンションは定期的に様々な箇所を修繕し、快適な住民生活を保っていくために、大規模修繕を行います。そのために管理組合は毎月に住民から修繕積み立て費等を取得して、大規模修繕に備えます。 ただ、金額が十分にあったとしても、マンションの大規模修繕においては、管理組合だけで全てをこなしていけるわけではありません。ほとんどの場合において、大規模修繕コンサルタントがスムーズに大規模修繕工事を行うアドバイスからサ

        • 補助金を活用したエレベーター改修

          エレベーターのリニューアルや改修に関して活用できる補助金は、都市部の市区町村や一部公共団体からいくつか出されています。 少し検索すると、以下のような補助金や支援事業が確認できます。 大阪市エレベーター防災対策改修補助事業について 安全・安心整備支援 | 公益財団法人まちみらい千代田 新宿区エレベーター防災対策改修支援事業のご案内 千葉市:マンション再生等合意形成支援制度 そのほとんどは、国土交通省の報道発表「エレベーターへの戸開走行保護装置の設置率は35%~戸開走行

        エレベーター改修で補助金をもらうためには

          大規模修繕コンサルタントからのエレベーターリニューアル依頼

          【PICK UP】大規模修繕工事には大規模修繕コンサルタントを、エレベーターはエレベーター専門のコンサルタントを! 少し前の話になりますが、マンションの大規模修繕コンサルタントからエレベーターリニューアルの依頼を受けて、大規模修繕と取り組み、非常に良い結果を生んだ事例を公式サイトの事例紹介にアップしています。 お互いにマンションのリニューアル/改修に精通しているので、目指すところを共通して認識できていれば、非常にスムーズに完成度の高い修繕が可能であることを認識しました。

          大規模修繕コンサルタントからのエレベーターリニューアル依頼

          メーカー系と独立系保守会社のエレベーターリニューアル費用はどれ程違うのか?

          エレベーターリニューアルの費用は、以前、ブログでご紹介した5大エレベーターメーカー系と独立系保守会社では差があります。 メーカーと独立系の費用の差一般的に、5大メーカーの方が費用が高いです。 これは、オリジナルメーカーが純正部品を使用し、専門の技術者による高品質のサービスを提供するためです。また、メーカー保証が付いていることが多く、将来的な安心を買う形になります。 一方、独立系保守会社は、純正部品ではない場合もありますが、コストパフォーマンスに優れた部品を使用してリニューア

          メーカー系と独立系保守会社のエレベーターリニューアル費用はどれ程違うのか?

          油圧式エレベーターは無くなる!?

          【PICK UP】エレベーター改修・保守管理の事例集はこちらから マンションのエレベーターがリニューアルする際に、油圧式ではなく、ロープ式のエレベーターが選ばれるようになりつつあります。 理由はいくつか考えられます。 エネルギー効率が高い 運転時の消費電力が少ない 長期的な運用コストを削減できる ロープ式は機械室レス(MRL)タイプが可能 建物のスペースを有効活用できる エレベーターのシャフトや機械室が小さくて済む 速度が速い 利用者の待ち時間短縮が期待でき

          油圧式エレベーターは無くなる!?

          エレベーター改修の費用はどのくらいかかるのか

          【PICK UP】エレベーター改修・保守管理の事例集はこちらから エレベーター改修の費用は、改修の範囲や内容、エレベーターの種類、建物の条件、地域によって大きく異なります。 一般的な改修から大規模な全面的な改修まで、費用は数百万円から数千万円まで幅広いです。 以下に、かなりざっくりですが、改修の種類に応じたおおまかな費用の範囲を示します。 エレベーター改修費用の範囲小規模な改修(部品交換、照明のLED化など) → 数十万円~数百万円 機能向上の改修(運行制御、速度向上

          エレベーター改修の費用はどのくらいかかるのか

          任せっきりは危険! エレベーター 保全管理

          あなたのエレベーターの保全管理はしっかりと行われていますか? 管理会社や保守契約を結んでいる業者に任せきりで、きちんと確認してないという事は無いでしょうか? 今回のエレベーターマネージメントの相談事例は、賃貸比率が8割を超えている投資型マンションのエレベーターの保全管理についてです。 購入者が実際に入居している比率がとても少なく、委任状、議決権行使書などで総会の成立要件を満たして、実施・更新している状況で、マンション管理のほぼすべてを管理会社に丸投げしている状況です。 果

          任せっきりは危険! エレベーター 保全管理

          エレベーターの故障原因で最も多いのは..

          エレベーターが故障する原因として最も多いケースは「扉」関係です。 これは、以前に書いた「エレベーター扉(ドアハンガーローラー)交換必要です。」記事にも記述しています。 エレベーターは動作する時は必ず、 扉が開き、人が乗り込み、人が降り、扉が閉まる。この一連の動作が必ず行われます。 この動作を見ていただくとわかる通り、エレベーターの動作は扉の開閉が必ず含まれますので、最もよく動作する扉部分の故障がどうしても増えます。 この扉関係の故障の原因を考えてみると、以下のことが考えられ

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          エレベーター改修工事のタイミング

          マンションのエレベーターを住民が安心して快適に使用していくには、定期的なメンテナンスと部品の交換、そして適切なタイミングでの改修工事が必要です。 では、改修工事はどういったタイミングで行っていくのが良いのでしょうか? エレベーターの改修工事を行うきっかけを考えてみたいと思います。 エレベーターの改修工事のきっかけ老朽化 安全基準の変更または法規制の更新 使用効率の向上 省エネ対策 バリアフリー化(使いやすさの向上) 需要や利用状況の変化 故障や事故の発生 デ

          エレベーター改修工事のタイミング

          エレベーターにおける既存不適格について

          先日に耐震対策のエレベーター工事についてご紹介する記事の中で、既存不適格という用語が出てきました。(相談事例記事:耐震対策のエレベーターリニューアル工事) 文字からその内容が何となくは理解いただけるかなとは思いますが、エレベーターについても大きく関わることなので、今回はその既存不適格について説明したいと思います。 既存不適格とは主に法律や規制の文脈で使用される用語で、既に存在する事柄や状況が、新たに制定された法律や規則、基準などに適合していない状態を指します。 つまり、ある

          エレベーターにおける既存不適格について

          エレベーターの不具合 記事まとめ

          これまでに投稿してきたエレベーターに関する記事の中で、不具合に関するものとよく読まれている記事をまとめました。 エレベーターは、日々たくさんの人が様々に用途によって常に使用されています。なので、洗えるタイミングでどのような不具合が出てくるか分かりません。ぱっと考えただけでも、以下のような不具合が考えられるでしょう。 ドアが正常に開閉しない エレベーターが呼び出しに応答しない 停止階と床面の位置が合わない(段差が生じる) 異常音(きしむ音、異常な騒音など)がする 照

          エレベーターの不具合 記事まとめ

          管理組合からエレベーター会社に見積り依頼しても拒否される

          エレベーターのリニューアル費用を、様々なエレベーターのメーカーに見積もりを依頼するが拒否されてしまう。 もしくは、すでに管理会社から提出されている見積金額と同じより少し高い金額で提出される。 マンションの管理会社から先にエレベーターリニューアル工事の見積もりが出されていると、上記のような状況が起こります。何が起こっているのか、詳しく書かなくても、賢明な読者の方は既にわかっていると思います。 さらに、納期や部品メンテナンスなどあらゆる理由をつけて管理会社から出ている。見積も

          管理組合からエレベーター会社に見積り依頼しても拒否される

          エレベーターリニューアル工事受注のために管理会社はそこまでやるのか

          マンションの管理会社においても、大規模修繕や各種設備のリニューアル工事の売り上げは非常に比重が大きくなっているようです。 本来のマンションの管理運営業務と比べても、その比率は大きくなってきており、受注目標を課せられた現場の担当者は非常にハードになっていると聞きます。 しかし、住民の目を惑わすような手法を使ってまでで受注を取りにくるような事例を今回ご紹介いたします。 住民説明会でそれぞれプレゼンを行ったあとに、工事内容とは全く関係のない、まるで印象操作することが目的のような

          エレベーターリニューアル工事受注のために管理会社はそこまでやるのか

          マンションエレベーターの保守管理費も半額に!

          先日にご紹介した事例では、エレベーターリニューアル工事代金が数千万円コストダウンできただけでなくて、月々の保守管理費も半額まで落とすことができました。 詳しくは、公式サイトのブログをご覧ください。 メーカーのエレベーターの取り替え部品が終了したことにより、エレベーターのリニューアル工事を強く勧められた結果、専門知識の無い当時の理事長がなんとなくで契約してしまったことがコトの発端です。 タイミングよく問い合わせをいただけたことで、 エレベーター専門のコンサルタントとしての本領

          マンションエレベーターの保守管理費も半額に!