長期修繕計画でエレベーターは?

管理組合で理事長経験者か賃貸マンションオーナーなら、建物の20年~40年周期の修繕計画書を管理会社からとか修繕設計コンサルタントから受け取ったり、依頼したりした事があるはずです。
国土交通省のベースとなるひな形があって、修繕項目もそれに倣って何年に何の工事をするから概算いくらこの年には費用発生する表みたいなものです。
主な項目は外壁、防水、鉄部塗装、共用部内装、消防設備、給排水設備とエレベーターと立体駐車設備です。
昨日、あるマンションの長期修繕計画書を依頼された設計事務所からエレベーターについて問い合わせ相談を先日受けました。
すでに築40年経過していて、エレベーターの改修工事は7年前にメーカーで実施済みだったのですが、どこまでの工事範囲かのデータがなかったので詳細調べて説明、回答し非常に助かったと感謝されたのですが、特に現在契約の保守会社で改修工事を実施していなければ、詳細不明ですと未回答の会社が殆どだと言ってました。(*自分のところで工事していないので分からないし、調べるのも手間なのでとりあえず不明と回答しておこう・・・)
ポイントは、制御盤と電動機、電気廻りは交換済みがほとんどですが、巻上機が未交換のケースがけっこうメーカー施工だと多いです。
その場合はいつか数年後に巻上機交換の見積の話が沸き上がってきて、また同じような金額と工期について検討を迫られる事になります。
あと、保守契約の形態でフルメンテナンス契約かPOG契約かでも計画に大きな差がでますのでエレベーターの計画周期の工事内容と金額を修繕コンサルタントか管理会社に確認を取ってみてください。

エレベーターマネージメントではこういったささいな事でもご相談くださいね。

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