あるエレベーター保全提案内容についての悩み①

毎月の家賃収入を得て、その都度必要な修繕を行う賃貸経営で特に低層、小規模な物件での高額修繕工事は計画実施しにくいかと思います。
4~6階建てで1階がピロティ駐車場で2階からテナント貸しを小規模なので1フロアー1テナントで立地もそれほど良くなければ収益性から、エレベーター工事に数百万円を一気に費やすのは賃貸オーナーなら慎重にならざる得ないでしょう。
今回、保守点検担当者から見積検討項目として、ワイヤーロープと非常用バッテリー、ブレーキ関係の制御リレーをピックアップしてきましたので早速、現場の状況を確認してきました。

(エレベーター機械室内 制御盤、巻上機)
(巻上機)
(ロープ)
(滑車軸下にオイル漏れ)
(非常用バッテリー 15年間変えていない・・・?)

細かい専門的、技術的な見解がどうこうより、パッと見た感じどんなイメージをこの写真から受けましたか?
見た目、もうけっこう古くてもう寿命がつきそうな機械って感じを受けませんか?
少なくてもどちらかと言うと、まだまだこれからも故障もなく大丈夫とは思えないでしょ?
本当は、制御盤と巻上機をセットで制御リニューアル工事の提案がベストなんでしょうけど、資金収益性が合わないのが実情かと察します。
実は、メーカー保守部品供給も終了しているのでその部品が故障しても新品はないので中古品で応急処置をして、その時になっておしりに火が付いた状態になるでしょう・・・。
その辺のバランスとタイミングを考えながら現場状況、お客様の懐事情、部品対応状況等を考えて最善の提案を模索する毎日です・・・。

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