見出し画像

エレベーターの防災対策について

エレベーターの防災対策には、地震や火災などの緊急事態に備えて様々な対策を行わなければなりません。
主な対策を紹介します。

防災対策

地震時の対策

地震時管制運転
地震を検知すると、エレベーターは最も近い階に自動的に停止し、ドアを開けて乗客を安全に降ろすシステムです。

耐震性の向上
エレベーターの構造を強化し、地震による揺れに耐えられるように設計されています。

火災時の対策

非常用エレベーター
消防士が火災時に建物内の移動を迅速に行えるよう、特別に設計されたエレベーターです。

火災時管制運転
火災発生時、エレベーターは自動的に運転を停止し、乗客が使用しないようにします。

その他の対策

自家発時管制運転
自家発電設備により停電時でもエレベーターを運転させ発電能力に応じた運転を行います。。

非常用照明
停電時にエレベーターの内部を照らすための非常用照明が設置されています。

非常時直接通話装置
乗客がエレベーター内で閉じ込められた際に、外部へ通報できる装置が設置されています。

これらのエレベーターの防災対策は、地震や火災などの緊急時に備えるために重要です。地震への対策として、地震検知システムが導入されており、これによりエレベーターは最寄りの階で自動的に停止し、乗客を安全に避難させることができます。また、非常停止ボタンの設置や、エレベーター構造の耐震補強なども行われています。
火災に対しては、消防士専用のエレベーターが設けられており、火災発生時に消防士が迅速に移動できるようになっています。また、火災が発生した場合、エレベーターは自動的に運転を停止し、乗客が使用するのを防ぎます。さらに、非常呼出装置が設置されており、火災などの緊急時に直接消防署や管理センターに通報できます。
その他の防災対策としては、停電時に備えたバックアップ電源の設置、停電時でもエレベーター内を照らす緊急照明、そして閉じ込められた際に外部と通信できる非常通信装置の設置があります。

防災対策は、緊急時における乗客の安全を確保し、リスクを最小限に抑えるために非常に重要です。エレベーターの設置や管理を行う際には、これらの防災対策を十分に考慮することが求められます。

エレベーターの改修工事や大規模修繕工事の際には、こういったエレベーターの防災対策をしっかりと行いたいものです。
ですが、防災対策をしっかりと行うには、それなりにコストも必要になってきます。そこで、活用できるのが補助金です。
先日公開した記事には、エレベーターの防災対策を行う際に補助金を活用した事例を公開しました。

エレベーター改修工事において、費用を補助してもらえるのは非常にありがたいことですが、補助金を活用するには、エレベーターに関する専門的な知識が備わっている必要がです。また、補助金に関する申請書を正しく記入し、補助金を認めてもらわなければなりません。
さらに言うと、年度内に契約から工事完了までを終わらせる必要もあり、もはや専門業者に依頼しなければ、到底、 補助金を活用したエレベーターの改修はとても難しいでしょう。

エレベーターのことは、エレベーター専門のコンサルティングサービス「エレベーターマネージメント」にご相談ください。
補助金を活用した事例もあり、あなたのマンションのエレベーターの改修時には、きっとお役に立てるでしょう。

ご相談は無料です。いつでもお気軽に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?