２０２２年のエレベーター新設設置台数調査によると、
・ロープ式　機械室なし　荷物用エレベーター・・・１００９台
・ロープ式　機械室あり　荷物用エレベーター・・・　　５６台
・油圧式　　　　　　　　荷物用エレベーター・・・　　５９台
いずれも、工場、倉庫に設置された台数ですが、新設でもロープ式機械室ありと変わらないぐらいの台数が油圧式で新規設置されています。
おそらく積載荷重が大きい仕様は機械室なしの巻上機ではまだ対応できないのと、建物に過大な荷重がかかってしまうので油の力で下から押し上げる油圧式の方が建物構造設計上負担が少ないからだと思われます。
大手メーカーは自社の製品、経営戦略で油圧式を過去の遺物としてこの世から消滅する時代遅れの産物として市場を洗脳しようとしていますが、新築市場ならまだ百歩譲って理解できますが、既設で２０、３０年も使い続けてきて突然、同機種のエレベーターが今後なくなるので保守が出来なくなる、故障しても直せなくなる、だから全く違う構造のエレベーターに入れ替えましょうって、ほとんど一方的すぎると思いませんか？
ここまで、消費者不在でマーケットが引っ張られている業界は他にないと思うのですが、みなさんいかがでしょうか・・・？

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