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ロープ式エレベーター巻上機の技術革新

新築エレベーターに屋上機械室がいらなくなって20数年が経ちました。
このマシンルームレスエレベーターの登場が歴史上最も大きな技術革新の分岐点と思います。
建築設計士、施主、デベロッパーは目一杯まで高さが欲しいし、出来るだけ最小限度のスペースでエレベーター機器をレイアウト設計したいので軒並み各社の省スペース競争が激しかったのを覚えています。
各社の昇降路内巻上機のレイアウト位置ですが、大きく最上階最上部にあるタイプと最下部地下ピットにあるタイプに分かれます。
主流派は最下部地下ピットタイプでしたが、大雨洪水でピットに浸水して機器に大ダメージを受けてしまう事象が発生し、ピット床ベタ付けから少し浮かした位置、最下階乗場フロアーレベル位置に軽量薄型巻上機のタイプが現在主流です。
一般の方が普段利用するのにエレベーターの動力である巻上機がどこら辺の位置にあるか?なんて考えないですが、今後将来的にリニューアルの検討時期には必ずメーカーごと、巻上機位置によって対応できる会社、そうでない会社が出てくるのでさらに複雑化するのでしょうね・・・・。

最上部巻上機タイプ
最下階フロアーレベル巻上機タイプ

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