エレベーター機械室への緊急経路

ロープ式なら建物屋上、油圧式なら大体1階、地下1階に”エレベーター機械室”と扉にはってる専用の部屋がありますよね。
建物外部から共用部を経路として階段室扉、機械室扉を開錠して点検、緊急時にエレベーター保守会社は対応します。
これは、年に一回の行政報告(定期検査報告)にも項目記載があり、通常”問題なし”と報告されるべきなのですが、例の建物の竣工検査未実施の場合、経路が確保されていないケースが実はけっこうあります。
過去に遭遇、経験した例では、屋上機械室に行くのに最上階の入居者宅を通過しなければ入れない・・・その入居者が留守中に故障発生したら機械室で復旧作業ができない!個人宅の玄関のカギをエレベーター保守会社が預かることなんてできません・・・・!
機械室が地下1階だが、1階の飲食店舗内の地下への階段を通過しなければ入れない・・・その飲食店が営業時間外に故障発生したら機械室で復旧作業ができない!先ほど同様テナント様の店舗玄関カギをエレベーター保守会社が預かる事はできません・・・。
その他、機械室まで階段ではなく垂直タラップ、梯子でしか行けない・・・
大きな作業道具、部品が運べない・・・。
案外、保守会社もあえて触れずに取り上げる事もせず、たまたま今まで重篤な故障がなかったから気付かないでそのままの状態のケースけっこうあります。
このブログをご覧の皆様は意識の高い方ばかりなのでそんな事はないと思いますがもし周りにそういった話を聞かれた場合はぜひご自身でご確認されるか、どうしていいいか分からないなら・・・
エレベーターマネージメントまでご相談ください。


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