『花神』(かしん) 独自路線を行く強さ
『花神』は故司馬遼太郎さんの作品で、大村益次郎(村田蔵六)を主人公にして幕末の日本を描いています。
益次郎は、蘭方医ですが、あれやそれやで長州軍を率いることになり、西洋式軍制を導入して幕府軍と対決します。
この本を読むと、自分にやる気が出るのを感じます。
ある研修で東京に長期出張したとき、慣れない環境と知らない人たちの中で、図書室にあったこの本(新刊本)の上巻をこっそり自室に持ち込み、何度も返し読みしてモチベーションを維持しました。
歴史小説のいいところは、「あの人は多分こうしただろうな。」と具体的に思えるところではないかと考えます。苦しいとき、辛いとき、歴史上の偉人たちはどうしたのだろう、と思います。そういうとき、歴史小説はある種の答を暗示してくれます。
最近は、日本史だけでなく世界史上の偉人を知りたくてギリシア史やローマ史の本を読むようにしています。
そこから、きっと参考にしたい新たな偉人を見出だすことができるでしょう。と、期待しています。
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