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雇われ勤務医が育児にコミットしつつ年収を上げた方法

こんにちは。心臓専門医のJayです。医者として働きつつ、副業にもエネルギーを注いでいます。また1児の父でもあり現在育児にも挑戦中です。

今日のテーマは育児と年収です。

残業時間月2000時間に自己研鑽求められまくりのクソブラック労働から死ぬ思いで育児の時間を捻出し、かつ年収もupさせた方法について書いていきたいと思います。

「あ、それには事業を作れば良いよ!ビジネスモデルが君の代わりにお金を稼いでくれるよ!」

「不動産が良いよ!家賃のキャッシュフローで寝ててもお金が入ってきて暮らせるよ!」

とか言ってくる上級者は一旦黙っといてください。

雇われは家庭を保ちつつ、飯を食うため食わせるため日銭を稼がねばならんのです。

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父親が育児に上手に参加することはとても難しいことです。

今まで好き勝手生きてきたおじさんがある日突然父親になってしまうのですから、うまくいかなくて当然っちゃ当然なのですが…

正直、僕は育児には全く自信がありませんでした

一方で、自信はないものの、「育児の最初でつまづいて夫婦仲が悪くなるケース」を多く見ていたため、それだけは避けたいと考えていました。

よくあるパターンは

父が仕事で忙殺→家にいない→子供が懐かない→懐いてないから何するのも大変→大変だからやらない→やらないからさらにできない

という負のループです。おむつを変えるにしても寝かしつけをするにしても慣れた人(母親)がやった方が当然早くスムーズなため、油断するとついつい任せがちになります。

そうするとどんどん差がついてしまって、最終的には父が何もできなくなってしまうパターンです。

このループに入ると、父親が一人で子供を見るいわゆるワンオペができなくなります。

ワンオペで子供を見れなければ、妻のリフレッシュ時間を作れません。そうなってくると自分の飲み会なんかも入れづらくなってしまい、両者ともに不満が溜まってしまいます。

そこで僕が育児に対してとった作戦は

「とにかく時間をつくる。」

でした。

時間さえあれば、余裕が持てるし、自分自身のリフレッシュもできます。ちょっとしたストレスにも寛容になれると思いました。

もちろん具体的な目標として仕事のストレスを家庭に持ち込まない、とか、休日は朝から子供の世話をする、なども掲げていましたが、どれも時間に余裕がなければ継続することは難しいだろう、と感じていました。

もちろん人間性がしっかりしている人、意思が強い人は忙しい中でも上手に子供や妻と関わることができるのだと思います。

ただ、その自信がない自分は、具体的な方法としてとにかく自由な時間を増やす作戦に出ました。

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まず、時間を作るためにまず行ったことは転職です。

「普通の病院の医者」では時間を作ると言っても限界があります。人の命を預かる仕事ですから、当然想定外の対応や時間外対応というのは必要になってきます。

そこで「自分の労働者としての権利」を主張して、しっかり定時で帰ることができる人は良いのでしょうが、僕にはそれは難しいと考えました。

そうなってくると職場自体を変えざるを得ません。

勤務日数を週6勤務+残業2000時間から週4勤務の定時上がりまで一気に減らしました。

もちろん年収はこの時点ではかなり減ってしまいましたが、まずは「時間の確保」、これに集中しました。

結果として、これは育児にとってとても良いスタートダッシュとなりました。

育児に関連した基本的なことは全てできるようになりましたし、なんなら毎日夜の寝かしつけと朝のオムツ替えは僕の仕事となりました。

本当にわずかなことですが、妻の睡眠時間を確保に少しは協力できたと思います。

育児は最初がとても肝心です。

最初は夫婦二人ともまだまだ手探りなため、オムツ替えや寝かしつけなどの技術に差が出ません。差がない分、育児分担もしやすいのです。また、お互いに悩みつつ試行錯誤しながらやっていくことは夫婦関係にとても良い影響を及ぼすと思います。

さて、肝心の年収upですが、ここからは完全にやりがいを捨てて、単価の高い仕事を追加しました。

いわゆるかなりハードな救急業務だったり、僻地での勤務などです。

もちろん朝は早いし、勤務は辛いしでやりたい仕事ではなかったですが、収入を維持するためにがむしゃらにやりました。

ここで気づきがありました。

時間に余裕があると、普段はアプローチできない平日の求人や急募の案件に応募できるのです。
得てしてそういう仕事は単価が高いため、時間を作るために休みを増やしたことで帰って経済的には効率の良い働き方となりました。

忙しくブラックに働いていた時は

これ以上働くのは無理、金はいいから休みくれ。」

とばかり考えていましたが、一度時間さえ作ってしまえば、体力にも余裕ができるため色々な働き方の可能性が広がっていきます。

雇われですら、時間を作るとお金を作りやすいのです。

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育児は「仕事と違って正解がない」ため、とても難しいです。

未知の世界であり、自分なりに色々シミュレーションをして、「とにかく時間を作る」という選択をしてみましたが、これはとても有用でした。

また、結果的には年収も増えました。予想していない結果でしたが、時間さえ作ってしまえば、意外と身入りを増やすことは簡単である、ということも経験できました。

一方で反省もあります。

今回の育児のタイミングでは年収を増やすという雇われの発想から抜けられなかった、ということです。

このタイミングで「自分でビジネスを持つ」というという発想に切り替えれていいる、もしくはすでに具体的に動き出していれば、また違った世界が見えたのでは?と感じています。

ぜひ皆さんも参考にしてください。





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