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『どの様な「食材・食品・生産物」を私は食べたら良いのか!?』(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〜【氣3節】前編

【氣3節】〜『頭痛(頭重)でお悩みの方々へ』「頭痛(頭重)の改善に、効果的アプローチがある東洋医学的理論&成分(食材・食品・生産物)」について【➀】

◆【不定愁訴症候群〜③】『頭痛(頭重)』の概要〜


頭痛頭重)』の概要

・「三大慢性頭痛(緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛)といわれる頭痛」は、一次性頭痛に分類されます。頭痛を訴える患者さんのおよそ9割が一次性頭痛で、特に片頭痛は日本人の10人に1人が悩まされていると云われています。二次性頭痛は、くも膜下出血や脳腫瘍など脳自体の問題や、眼疾患、鼻・副鼻腔疾患、高血圧などの全身の病気が原因で起こるものです。

〜「漢方と鍼灸・誠心堂薬局」〜


頭痛頭重)』の原因

・普段感じる頭痛の多くは、他に原因となる病気のない「一次性頭痛」です。よく頭痛に見舞われる人だったら、ストレスや生活習慣、姿勢などがきっかけで起こった際に「ああ、前と同じような頭痛だな」という感覚があるかもしれません。

一方、病気などの原因によって引き起こされる頭痛は「二次性頭痛」と云います。特に見逃すと危険性が高い病気、また医師のもとできちんと治療を受ける必要がある病気としては、「くも膜下出血、脳腫瘍、慢性硬膜下出血、高血圧性脳症、副鼻腔炎、うつ病 等」があります。

〜「第一三共ヘルスケア・薬と健康の情報局」〜


頭痛頭重)』の種類

[1]〜『緊張型頭痛』とは、
・毎日頭重感や頭が締め付けられるような感じがする。肩や首がこり、痛みのあるときにマッサージをしたり動くと楽になる。

[2]〜『緊張型頭痛』とは、
・月に数回ズキズキと脈打つ頭痛が起き、吐き気や嘔吐をともなったり、光や音に敏感になる。痛みは片側が多いが、両側に起こることもある。痛みが起きているときに動く(歩いたり階段を下りたりする)と悪化する。
[3]〜『群発性頭痛』とは、
・年に1~2回、一ヶ月程度連続して起こる頭痛。片側の目の奥が強く痛む。アルコールで誘発される。

〜「漢方と鍼灸・誠心堂薬局」〜


◆『頭痛(頭重)』における、「東洋医学(漢方)」的 見解について、

◉「東洋医学漢方)」的見解における、『めまい頭痛/頭重)』の解釈とは、…
〜[漢方と鍼灸・誠心堂薬局より]〜 

[漢方で考える頭痛(頭重)とは、…]

中医学」では「頭痛」を「煩躁はんそう)」、「頭重」を「頭張ずちょう)」と云います。
・「頭部」は、中医学では「諸陽(しょよう)」と呼ばれ、手足身体全体陽気集まってくる場所です。
その為、その流れが妨げられると高頻度で頭痛が見られます。
頭痛原因として「中医学では、➀からの外邪(人体悪影響与える自然環境変化)によるものと、②身体原因(体質素因)があるもの分類」します。
・「外邪」とは、「(ふう)/(かん)/湿(しつ)/(ねつ)等」の外界の気候変化の事で、人体に悪影響を及ぼすものの事です。
・例えば、「風寒(ふうかん)の邪気部に影響すると気血巡り滞らせて頭痛が起きます」。外邪による頭痛は、風邪(かぜ)の症状の一つであるため、風邪の治癒とともに回復します。
・一方で「体質素因による頭痛」は、「ストレス過労睡眠不足食生活乱れ 等」の原因複雑絡み慢性化し易い傾向があります。
・「五臓」でみると「//」が特に関わっています。これらを考慮しながら、「頭痛(頭重)」の原因を分析、治療していく。
(※)〜この「臓腑」とは、…漢方の用語『蔵象学』による[]の解釈である。
〜[Naturalflavorによる解説]〜


◉中医学体質別治療法

① 痰湿たんしつ体質
(※)漢方的に解釈すると、…
[「素因/内因不内外因」の影響により、「津液」の代謝が「停滞悪く)」なる体質] ⇉下記の「弊害」が起きる.
〜[Naturalflavorによる解説]〜

・「身体に余分な水分が溜り、血行が悪くなり痛みが生じる」。
・随伴症状〜「身体が重だるい/頭重/耳閉感/むくみ/めまい/食欲不振 等。」
・「雨が降ったり天気が悪いと重だるく痛み、温めると一時的に楽になります。」


② 血瘀けつお体質
(※)漢方的に解釈すると、…
[「素因/内因不内外因」の影響により、「」の代謝が「溜滞悪く)」なる体質] ⇉下記の「弊害」が起きる.
〜[Naturalflavorによる解説]〜

・「血(けつ)の滞りにより、痛みが起きる」。
・随伴症状〜[肩こり、唇の色が悪い、シミやくすみが目立つ、冷えのぼせ 等。]
・「打撲などの外傷や、ストレス等により血(けつ)の巡りが悪くなり、頭痛を引き起こします」。
・「痛む場所が一定で刺すような痛みで、女性は生理の期間に生じ易くなります」。


③ 肝陽かんよう体質
(※)漢方的に解釈すると、…
[「」の「)」が、「不足)」する事で、「上焦)」に「虚熱)」が籠もる体質]⇉下記の「弊害」が起きる.
〜[Naturalflavorによる解説]〜

・「身体に必要な陰血(体液や血)が消耗して相対的に頭部の熱が強くなり、痛みが生じる」。
・随伴症状〜[ストレスが多い、怒りやすい、肩こり、高血圧、不眠、口の苦み等。]
・緊張状態が続いたり、強いストレスにより「陰血の不足」が生じ、「自律神経が乱れて血流が滞り易く」なります。
「元々虚弱体質の人は、ちょっとした情緒刺激で簡単に頭痛を引き起こします」。


④ 血虚けっきょ体質
(※)漢方的に解釈すると、…
[「内因不内外因」の影響により、「/」がに「不足)」する事で、「身体全体で(エネルギー血津液)」が不足する体質] ⇉下記の「弊害」が起きる.
〜[Naturalflavorによる解説]〜

・「体内に栄養を与える血(けつ)が不足して、血流が滞り痛む」。
・随伴症状〜「顔色が蒼白/めまい/立ちくらみ/不眠/眼精疲労/動悸/脱毛 等。」
・「過労や胃腸虚弱、栄養失調 等により血が不足すると、血管内を巡る物質がなくなる為、滞りが生まれ易くなります」。我慢できる程度の鈍痛で、疲れると悪化します。


⑤ 腎虚じんきょ体質
・「加齢虚弱体質により、血流頭痛起きる」。
(※)漢方的に解釈すると、…
[「」の「津液)」が、「とどこおる)」で、「上焦)」に「虚熱)」が籠もる体質] ⇉下記の「弊害」がおきる. 〜[Naturalflavorによる解説]〜

・随伴症状〜[足腰の怠さ、物忘れ、耳鳴り、頻尿、難聴、精力減退、むくみ 等。]
・「加齢等により腎の働きが弱ってくる」と、「脳が衰える事で頭部が空虚となり、頭痛を引き起こし易くなります」。また、老化だけでなく、「体質虚弱の人が無理をすると腎を傷めます」。

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頭痛頭重とは? 漢方ではどう考える?
・一口に「頭痛(頭重)」といっても、原因や症状は人それぞれです。

・「頭痛」は、何らかの原因によって(体の中の巡りが邪魔されて)、上部(頭)への「気」や「血(けつ)」の流れが乱れてしまった状態を示します。
・その原因が「冷え」である場合は、頭痛が生じるだけでなく、「胃腸の働きも弱り、吐き気や嘔吐 等」も生じます。
・漢方では、「気」を補い、「胃腸を温め、働きを高める」事で、滞った「気」を巡らせ、頭痛を改善していきます。また、「頭痛と同時に吐き気/肩こり/強張り」も治していきます。

〜[kracie(クラシエ)の漢方より]〜


◎頭痛を予防する為のポイント4選

1]〜毎日入浴し血行を良くする
・「緊張型頭痛」は「冷えを防ぎ温める」事で改善が期待できます。お風呂でしっかり湯船に浸かり、体の芯まで温まれば、血行が促進されて筋肉の緊張がほぐれ、頭痛がやわらぎます。また、疲れを取り、ストレスを解消できる入浴は、片頭痛の予防に効果が期待できます。

2]〜正しい姿勢を意識する
・「緊張型頭痛」の場合、「筋肉の凝りを予防する為、姿勢は正しく」。「長時間同じ姿勢や前かがみ、うつ伏せ等の無理な姿勢を取らないよう」に気をつけ、時々は姿勢や体勢を変えるよう心掛けましょう。


3]〜「ストレッチで筋肉をほぐす
・「頭痛の中でも、首や肩のこりが原因で起こる症状には、ストレッチが効果的です。ストレス解消にもつながるので、頭痛対策だけでなく健康づくりのためにも行いましょう。


4]〜「規則正しい生活を送る
・「頭痛の中でも、首や肩のこりが原因で起こる症状には、ストレッチが効果的です」。
・「ストレス解消にも繋がる」ので、頭痛対策だけでなく健康作りの為にも行いましょう。

以上です。 次回、…『成分の解釈』に移ります。




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