夜の闇に響く泣き声その理由 わからない四十年後にも 子供のすることには「絶対に理由があるんです」と、ある先生に言っていただいたことがある。 その理由は、本人にしかわからない。大人はそのわかりえない理由を尊重し、見守るしかない。 絶対にある、理由。 東京に東京タワーがある、くらい厳然とした事実として存在している。なのに私には、私が命を終えるときになっても、その理由に届くことはないのだなあ。と夜中の思考。 おやすみなさい。
音ポンと鳴りささやかに定位置へ おさまるひとりぼっちの鼓膜 車で山道を走っていると子供が「耳が痛い」というので、二、三、直す方法を提案したが、直らないという。機嫌が悪い。本当に治らないのか、本当にこちらの提案を試しているのか、本当に痛いのかもよくわからない。私の耳が先に治ってしまってふと「ぽんて、鼓膜の音がするよ」と、娘の気を引きそうなことを言ってから、この音、かわいいなと思ったのだった。この音を娘と一緒に楽しめたら良いなと。 だけど身体の中で起こっていることを娘に見せてあ
鉛筆のように寝る夜 放たれた子供らの四肢あいまあいまに 夢破りずっしりと来た この腕は金色の弧を描いていたか 子供って本当に自由に寝る。大人は隅に追いやられ、え？！このスペースで寝るの私？というくらい細長いスペースしか残されていない。寝ている子はとても重い。こっちも眠いから思うようにどけられないまま、ウトウト…そうこうしていると、寝返りをうった子供の腕にビシッと殴打され、申し訳程度に押しのけ、ウトウト…なぜ、わたし、いま、えんぴつのようになっているのかな…うとうと そう
つまんない焼肉屋さんはつまんない 寝そべる5歳の目付き鋭く たまに焼肉屋さんに行く。 大人にとっては特別感がある焼肉も、子供はなんだかいつもつまらなそうで、黙っていたり、途中からぐにゃぐにゃしはじめたりする。 大人が嬉しいのに、子供にとってはつまらないことというのは、はたして、本当に嬉しいことなのか。焼肉を食べに行く時に心の底でひっそり感じる背徳感のようなものを、いつもは無視しているけれど、子供のぐにゃぐにゃによって、ふと、見つめてしまったり。 子育て日記として、まずは
2週間ほど急に短歌再開してリハビリ中（というほどやってなかったけど） やる気出てきたら、結社入ろうかなあ？ 抱かれる からだの何を変えるのか まあるい涙 頬にある児の 閉じた目は弧というよりは直線だ 深夜に響く祈りの鼓動 別人のような顔をした我が子の 写真受け取るコロナの床で GAFAへの転職、移住、放浪も できる気がする熱が下がれば 大好きの言葉を素直に受け取れず 目の色を見る 5歳相手に おばあちゃんになってもママといたい 生きていくこと 消えていくこと 子
とりあえずネットで見かける方はみんなnoteやってるなあと思っていたけれど、とっかかりがなく、これまで書くのはもちろん、読むこともしていませんでした。 縁あっていただいたきっかけで、少し始めてみたいと思います。まずはROM専（死語？）という鉄則やってると何もせずにおばあちゃんになりそうなのでとりあえず始めるぞー。 自己紹介 女。40代。子供2人。会社員。 創作は嫌いではないと思います。が、続かない😂 子供時代→漫画大大大好き、ずっと漫画描いていて夢は漫画家。（好きだった
