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第1回目 パンの歴史を学ぼう!

こんにちは、おしんです。
パンシェルジュ3級の検定に向けて、現在勉強中。
学んだことは、アウトプットが大切。

忘れっぽいので、noteでアウトプットしながら書く習慣も、と一石二鳥を狙っている私です。
パン好きな私と一緒にパンの奥深い世界を楽しんで頂きたいと思っています。
どうぞ、最後までお付き合いください。


パンの歴史


パンは世界のどこで生まれて、日本に伝わったのでしょうか?
文明の歴史と同じように食の歴史があります。

パンの起源は、BC8000〜7000年、「肥沃な三日月地域」と呼ばれるチグリス、ユーフラテス川からパレスチナ、エジプトで人類が初めて小麦を栽培したと言われています。
(最初に学ぶ世界史と一緒じゃない?)

最初はおかゆとして食べられていましたが、BC6000年頃、粉にして水を加えて、ガレットを作るようになりました。無発酵パンの最初と言われています。

古代エジプト(BC3200〜200年)


偶然放置されていた生地に野生酵母が付着し発酵パンが誕生しました。
「神からの贈り物」だと考えられたのです。

パンは古代ではお金と同じ役割もしていました。
(日本のお米も同じような役割でしたよね!)

古代ギリシャ(BC1200〜323年)


パンはエジプトからギリシャに伝わります。

2つの方法による酵母種が発明される
①栗とブドウのしぼり汁をこねて混ぜ合わせたもの
②小麦と糠を3日間熟成させたブドウ汁によるもの

小麦以外の大麦やえん麦でも作られるようになったり、はちみつや卵、ドライフルーツが使われるようになったのもこの頃。
パン職人も登場し、輸出もされたんですって!

古代ローマ(BC753〜AD476年)


製パン技術は古代ローマへ。
ローマの発展とともに食文化も発展を遂げて、パンはローマ中に普及しました。

ローマ市内だけでも250軒のパン屋、パン学校、パンの大量生産が始まります。ポンペイの遺跡からもパンを焼くための道具が多く発見されました。
基本的な製パン技術がローマで確立されたのです。

ローマからヨーロッパ全土へ


古代ローマからキリスト教とともにヨーロッパに広まりました。
製パン技術は僧院などで受け継がれます。

14〜16世紀、ルネッサンス時代に製パン技術が大きく飛躍します。
17世紀には洗練されたフランスパンが完成しました。

19世紀中頃にパスツールがパン生地における酵母の働きを解明します。
酵母を工場で生産可能に!
20世紀に入り、小麦の栽培、輸送の発展、製パン技術の発達と工業化、設備の進歩により大量生産が可能になりました。
 

ドイツのパン事情


ドイツには、パン職人の国家資格制度があり、国立製パン学校があります。
資格:職人→ゲセレ
資格:親方→マイスター
マイスター試験に合格しないとパン屋が開業できないといわれています。
(けっこう厳しいですね!)

日本へ小麦の伝来


弥生時代(BC200年頃)中国から小麦が伝わりました。
806年に空海によって中国の「蒸餅」が日本に持ち込まれ、蒸しパンの技術が伝来します。

発酵パンはキリスト教とともに16世紀、ポルトガルから伝えられました。
鎖国令が敷かれている間はパンを食べることも禁止。
江戸時代末期までパンも鎖国状態だったのです!

明治時代、横浜開港で西洋人相手のパン屋ができ、発展します。
1875(明治8)年、木村屋が酒種であんぱんを考案。日本人にあったパンが作られるように。

戦後の食糧難時代、学校給食でコッペパンが配給され、パンは日本の食卓定番になります。
現在あるパン屋さん、ベーカリーは、1970(昭和45)年頃に登場しました。

日本初のベーカリーはイギリス人が経営していたヨコハマベーカリー(1862年創業)。
皮の硬いフランスパンよりイギリスパンが、日本人の嗜好に合っていたとされます。
今も本町に店を構えているのはウチキパン1888(明治21)年にヨコハマベーカリーを受け継いだのは修行していた打気彦太郎。
現在も営業しているようですね。

まとめ


BC8000〜7000年、「肥沃な三日月地域」と呼ばれるチグリス、ユーフラテス川の小麦栽培が始まる。
古代エジプト(BC3200〜200年) 偶然酵母を発見
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古代ギリシャ(BC1200〜323年) 2つの酵母を発明
  ⇩
古代ローマ(BC753〜AD476年) 基本的なパンの技術が確立
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ローマからヨーロッパ全土へ  19世紀パスツールによって酵母が解明
  ⇩
20世紀に入り、工場でパンの生産が始まる

日本に本格的にパンが普及したのは、明治時代、横浜開港による。

人類の発展は食とともにあるのですね。
引き継がれて現在も営業しているベーカリーがあるのを知って、パンの奥深さ感じました。

最後まで、お付き合いいただきありがとうございます!

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