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新NISAよくある質問シリーズ④非課税枠について(簿価・時価)


新NISAよくある質問シリーズ④は非課税枠についてこんな質問を頂きました。年間非課税枠の年上限は360万円とのことですが、既に340万円分を買い付けしています。

既に20万円利益が出ていて、資産合計が360万円になっているのでもう非課税枠は上限ですよね?

おー!なかなか鋭い質問ですね。今回はこの質問についてお答えしていきます!

新NISAよくある質問シリーズ④簿価と時価


この質問に回答する前に、新NISAを活用する上で抑えるべきポイントがあります。それが「時価」と「簿価」です。

時価は、回らないお寿司屋さんなどで見たこともあるかもしれません。字の通り、「その時の価格」です。

そして次が簿価。はい。出ました聞いたことないワード。脳みそシャットダウン。終了。さよならー

なんとか踏みとどまったものの、そもそも読み方すら分からない。
ちなみに私はわからなかった(小声)

大丈夫です。しっかり説明します。まずは読み方は「簿価(ぼか)」と読みます。この「簿」という漢字は「帳簿」からきており、「購入した時点での価格」を指します。

新NISAよくある質問シリーズ④質問と回答


では「時価」と「簿価」の言葉について理解できたところで、今回の質問に戻って・・・
年間非課税枠の年上限は360万円とのことですが、既に340万円分を買い付けしています。既に20万円利益が出ていて、資産合計が360万円になっているのでもう非課税枠は上限ですよね?

この質問に対する回答ですが、結論!新NISAの非課税枠の計算はこの「簿価」で計算します!

つまり運用益がいくらプラスになっていたとしても、簿価(買ったときの価格)は340万円なので、年間上限額までの差額20万円はまだ購入することが可能です!

まとめ

この簿価については、次の記事で投稿を予定している「非課税枠の再利用」でも出てきますのでまずは言葉の意味。
簿価=買ったときの価格と覚えていただければと思います。

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