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人生初海外旅行は憧れのロンドンへ【5日目ハリポタスタジオロンドン】

人生初めての海外旅行、ひとりでロンドンに行った時の5日目の様子です。
ロンドン自然史博物館に行ってハロッズやAmazonfreshでお買物をしたというのが4日目のハイライトです。
4日目の記事も是非ご覧ください。

最終日の明日は昼過ぎまでには空港にいなくてはいけないため実質この日が最終日。

5日目はイギリスが世界に誇る大人気ファンタジー作品『ハリーポッター』のセットや衣装を見ることが出来る施設『ワーナーブラザース スタジオツアーロンドン メイキング・オブ ・ハリー・ポッター』に行きました。

昨年日本にも出来た施設で話題にもなっていましたが、ロンドンのハリポタスタジオは2012年にオープンしていていわば本場の地。
ハリーポッターシリーズが生まれた地、イギリスの施設に行けることは子どもの頃からハリーポッターが好きで原作も読んでいた私にとっては一世一代のイベントと言っても過言ではありません。

なので今回はハリーポッタースペシャル。
作品の思い出も語りながら写真多めで紹介します!

施設はロンドン市街地から離れた場所にあります。
主に電車に乗って最寄り駅からバスで行く手段とロンドン市街から直通のバスで行く手段があり、私は直通バスから行く手段を選びました。
公式サイトから申し込んで入場料と行き帰りのバスセットで2万くらい、高いのか安いのか分からないですがとりあえずバスに乗っていれば連れて行ってくれるので私はこっちの方がおすすめ。

直通バスは朝の9時ロンドンの巨大ターミナル、キングスクロス駅から出発するということで駅の中も見たいし朝はやくからホテルを出ました。

キングスクロス駅
ホームの様子

キングスクロス駅はとにかく大きい、様々な路線の電車が通っていて、イギリスとヨーロッパを繋ぐ高速鉄道ユーロスターが乗り入れる駅ということもあり、キャリーバックを持った観光客や出張勢も多かったです。
日本でいう新宿駅のような雰囲気。

キングスクロス駅はハリーポッターでも登場していて、ホグワーツ魔術学校へ行くための架空の汽車ホグワーズエクスプレスが乗り入れています。
その列車が待っているホームは9と3/4番線という番線なんですが、架空であるものの、キングスクロス駅には表示があり観光名所になっています。

9と3/4番線

物語では9と3/4番線に行くためには普通の人には存在がバレない様に見た目は煉瓦である魔法の壁を通ることが必要で、カートを握りしめて魔法の壁に向かって突入する写真を撮ろうとお客さんが集まってます。

私が訪れた時間にはカートはないので、どうやら開始前のようでしたが開店待ちの行列が出来ていました。また、ハリポタのお土産ショップもあるためハリポタスタジオに行けない人もここでグッズを買うことが出来ます。

キングスクロス駅を少し観光したところでハリポタスタジオに行くバスに乗るためにバス停を探します。

土地勘がないのでバスターミナルの場所がわからなかったのですが、ホグワーズの制服やローブを着ている人を見つけたので、それとなく着いて行ったら無事バス停に到着できました、ビンゴ!

バス車内の設備はとても充実していて、USBタイプの充電口があったりモニターもあって移動中動画や音楽を楽しむことができます。

日本語訳verもあります

移動は90分と聞いていましたが60分ほどで到着、入口には『賢者の石』で登場したチェスの騎士達が待ち構えています。

入場手続きを済ませると『死の秘宝』で登場したドラゴンであるウクライナアックスベリーが宙に吊るされています。

大迫力

頭から背にかけて生えている棘や翼骨が浮き出ている翼膜まで再現されている。

入口からテンションぶち上がったなとウキウキして先に進みます。
舞台セットや衣装を見る前に、まずは第1作~最終作までの映画シリーズをあらすじをパネルで紹介しており歴史の歩みを振り返ることが出来ます。

キャストとスタッフが仲良さそう

メイキング映像も流れて、そこにはハリーポッターシリーズ1作目が公開されたのは2001年で完結作の公開が2011年と10年の歳月、その間にはキャストやスタッフ等物語に関わった何万人の関係者が完結まで物語を紡ぐべく、心血注いで映画を製作していたという熱い思いが伝わってきました。

思えばキャストが大勢いるのにほとんどスキャンダルが出たりと演じられない理由が出ることなく、最後まで演じきっているのは映画シリーズとして奇跡だと思います。

映画でちらっとだけ映っているダドリー家の家族写真も展示されていて、とても微笑ましい気持ちに。

劇場みたいな場所に一度お客さんを集めてスタジオ内についての注意事項説明動画を見ます。

動画で注意事項の説明をしている人はハリーポッターの親友ロンの双子の兄で、かなり粋な演出です。この注意事項のために撮りおろしでジョークを交えながらの説明してくれる。

しかもその後、ハリーを演じたダニエル・ラドグリフ、ロンを演じたルパート・グリント、ハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンの3人がスクリーンに登場して「楽しんでいってください!」的なことを言ってツアーがスタートするのでもうこの時点で大興奮です。

動画が終わりスクリーンが上がると、その裏にホグワーズの大広間へと繋がる扉が現れて、呪文をお客さん全員で叫んで扉を開けました。

ホグワーズの大広間

その景色は映画で見た先生が温かい目で見守りながら生徒が楽しく食事を囲んでいる大広間そのもの、映画で見た空間に私が侵入してもいいのか。
そんな罪悪感さえありましたが、足を踏み入れます。
1/1スケールのスタジオに入り込こんだ私は素晴らしさに言葉を失いました。

大広間がクリスマスっぽい仕様になっているのは私が訪れた時期は冬のイベント開催中で、展示しているセットに雪が降っていたりとこの時期にしか見ることが出来ない景色を見ることが出来ました。

暖炉

大広間を抜けると大きな箱のようなスタジオの中に様々なセットが展示されているゾーンに出て、ここからは自由行動が始まります。

『炎のゴブレット』の魔法対抗戦でレクとして行われた舞踏会のセット。

パリピセット

映画だとワルツで華麗に踊った後、ロックが流れて生徒が意気揚々とダンスするシーンで、イギリスの文化を感じられる大好きなシーンです。

登場人物が使っていたのと同じタイプのウィッグや設定画とか。

カメラには映らないタトゥーの設定までイラストで描かれています。

動く階段の一部、壁に飾られている絵画の種類が様々で美術館ぽい。

動く階段

魔法生物である真似妖怪ボガートを閉じ込めている衣装ダンス、映画みたいにガタガタと動き出しそうなくらいリアルです。

魔法薬学の授業で使われる調理室、鍋をかき混ぜているマドラーみたいなやつが魔法で動いているかのようにひとりでに動いています。
さらに薬品の瓶とか教科書にも文字が書かれていて解像度高い。

魔法薬学室

ハリーが所属しているグリフィンドール寮のベットルーム、ベッドの下にあるトランクには生徒のイニシャルが書いてあって、それぞれどこで寝ていたか分かる、映画でも同じポジションだったと思う。

ベッドシーツの柄も全部違うし、ストーブの前に靴下を干していたりと生活感が伝わります。

登場人物が使っている杖の一覧、素材が違ったり柄に彫刻が施されたりと使用者によって種類が違っていて厨二病心が擽られます。
この杖はお土産としても販売されていて、私も購入しました。
何を買ったのかはお楽しみに。

ハリーの同級生で嫌な敵役ポジションであるドラコ・マルフォイが所属しているスリザリン寮の談話室。

スリザリン寮の談話室

『秘密の部屋』でハリーがドラコから話を引き出すためにドラコの子分に変身して会話するシーンで登場します。

グリフィンドール寮の談話室

スリザリン寮はゴシック感がある一方、グリフィンドール寮はアットホームな雰囲気があるのかなと思います。

校長室に入るための装置(エレベーターみたいなの)があり、その隣には校長室のセットがあります。

後ろの地球儀みたいなモニュメントがとても綺麗です。

ハリーポッターシリーズに出演した犬や猫といった動物の役者紹介など面白い内容の展示物があり、ここはみんな興味が惹かれる様で人だかりになってました。

それぞれの名前やどの作品に登場しているかまで記載されており動物に対してのリスペクトを感じます。

ハグリッドの小屋、愛犬グレッフィーがお出迎えしてくれます。

子どもの頃から率直に「ボロいなあ……」って思ってましたがそのボロさも忠実に再現されている。

魔法世界での大人気スポーツ競技、クィディッチについての展示。
ここのマネキンの立ち方強者感があってアニメのOPみたい。

秘密の部屋最深部にいるバジリスクを封印している扉は大きくてかっこいい。ヘビ語で開錠できる設定のため真似をしている人がちらほらと。

ハリーの大親友、ロンの家族が住むウィーズリー家のダイニング。

ウィーズリー家は大家族で、椅子の種類が違うのは少しずつ家族が増えていってその度に買い増やしていったのかなと想像することが出来ます。
お前んち天井低くね?(ふかわりょう)

『死の秘宝』でラスボスヴォルデモート郷が幹部や子分のデスイーターと会合をしている大広間セット。

ヴォルデモートのペットである大蛇ナギニがホグワーズでマグル(魔術を使えない人間)についてを教えている先生を食べようとしているシーンが再現されていてけっこう怖い。

先程紹介したドラゴ・マルフォイの衣装がその家族の衣装と一緒に展示されています。

ドラゴ・マルフォイは敵役ながら日本ではMADなどでネタにされすぎて逆に好かれている印象ですが、海外では普通に敵役として嫌われていると噂で聞きました。
本当に嫌われているみたいで、この衣装は会場の何もない片隅にポツンと置いてあり、近くで見物しているのも私だけ。

さらに、私が訪れた時は学校の社会科見学か遠足みたいなイベントがあったため小学生くらいの子どもが沢山いました。その子ども達は遠くからこの衣装に指を差し笑っていて、言葉は分かりませんが罵倒っぽいことも言っていたので可哀そうです。

魔法世界で魔法や行政を取り締まっている魔法省本部の舞台セット、日本にあるハリポタスタジオだとセットがもっと広くてメインホールが再現されているみたいなので日本のも行ってみたい。

ここからは禁じられた森というホグワーツに隣接している危険な森のセットに入っていきます。
常にスモークが焚かれていて雰囲気最高すぎる。


ケンタウロスやヒッポグリフといった魔法動物が生息しているため、そういった模型があります。
アクロマンチュラという巨大なクモはワイヤーで上下したり、幹の間に潜んでいたりするので不気味です。

ハグリッドの親友アラゴグ

禁じられた森を抜けるとキングスクロス駅の9と3/4番線とホグワーズエクスプレスのスタジオゾーンがあります。
列車の長さやホームを照らす薄明りの照明がリアルで駅感すごい。

列車の中にも入ることができて、各シリーズの列車内で起こった件が車室ごとに再現されています。

私がシリーズの中で一番笑うシーンが『賢者の石』の列車内でのハリーとロンの掛け合いです。


ロンが車内販売のおばさんにお菓子を勧められるもののお金がないため、母親から持たされた絶対に美味しくなさそうな謎の食べ物を見せて「僕、これがあるから」と言って我慢するのに対して、両親の相続でお金をたくさん持っているハリーがカートにあるもの全部頂戴と言ってお菓子を大人買いします。
そして、汽車の中でお菓子パーティーが始まるシーンが私は一番面白いと思っていて、そのシーンもしっかりと再現されていたため感激しました。

展示物の量が多くて少し休みたいなと思っていたところ、丁度レストランがあります。

ハリーポッターシリーズで登場するバタービールがレストランで販売されていて是非とも飲みたい。
それと他にテーマパークっぽい作品とコラボしたのを食べたいと思っていましたが、普通のフライドチキンかホットドックくらいしかありませんでした。日本のディズニーとかUSJのこだわりは凄いんですね。

バタービールとチリビーンズ入りのホットドックを注文しました。
値段は4500円……テーマパーク価格すぎる。
見た目はこんな感じで、ジャンクフード店で売られているホットドックとぶっちゃけ一緒です。

バタービールはバタークリームが濃厚で甘くて爽やかな炭酸がその後に襲ってくるのど越しがたまらん。

このコップは持ち帰りokみたいで専用の洗い場も設けられています。

ツアーはこれで2/3くらい見終わり、この先も紹介していきたいですが長くなるので最終日とセットで書いていきます、次回もよろしくお願いします。

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