見出し画像

休職日記⑪(その1)

2024年3月19日火曜  長野⛅ 

松本ではなく塩尻の宿にした理由は、飯田線に効率よく乗るためである。全線乗り通すと6〜7時間かかるため、できるだけ始点の辰野にすぐにたどり着けるようにしたかった。本日中に帰宅するために。本日5時40分起床。

いつも宿の朝食は、個人的にとても楽しみにしていて、バイキングが圧倒的に多いのだけれど、今回お世話になった中村屋さんはメニューが決まっててしかも時間予約制だった。最初おやっと思ったが、結果気持ち悪くなるまで無理に食べすぎなくて良かったと思う。それでもご飯や味噌汁やカレーなどはセルフで食べ放題だし、納豆や焼き海苔も希望者は追加できたので充分すぎるほどであった。お米も美味しい。杏仁豆腐も良かった。あとサーモンの塩麹焼きがまろやかですこぶる美味だった。なんかリーズナブルな宿ほど朝食が美味いような気がするのだけれど、高級な所は数えるほどしか行ったことがないのでたまたまなのかもしれない。

ホテル中村屋の朝食(+カレーもあり)

8時11分発飯田行に乗車。みどり湖・岡谷経由で辰野に到着したのが8時54分。下車はしていないが、正式にはここからが飯田線の始まりである。最初は割と平坦な市街地をクネクネと、しかも都内の私鉄並みに駅間の短いところが多くて、あまり地方線に乗ってる感じはせずだった。いつか行きたい"かんてんぱぱガーデン"のある伊那市を過ぎ、かつて赴いた千畳敷カールのある駒ケ岳とかも見ながら、それでもどこかのどかな感じのまま11時14分に飯田駅着。当初はここで適当に昼飯にする筈だった。だがしかし、次の豊橋行きがくるまでの1時間という中途半端な時間でランチができるところがなかなか見つからず、ここで昼食を取るのをあきらめて、11時32分発天竜峡行に急遽飛び乗った。飯田は約1.年9ヶ月前に大好きな映画「いつくしみふかき」鑑賞のために高速バスで来たことがあり、多少の土地勘もあったので逆にきっぱりと見切りをつけたともいえるかも。街自体も大好きなので、また時間のある時に来訪したいと思う。

飯田線飯田駅。今回は僅かの滞在。
映画「いつくしみふかき」。
飯田の名所もいっぱい出てくる名作です。
(各配信あり)

そしてたった30分足らずで天竜峡駅に到着。次の豊橋行が12時50分だったので約50分の滞在。ネットにあったように本当に駅近に名勝天竜峡があって感動した。川辺までできるだけ近づくと写真を撮りまくった。今日はやってなかったけどライン下り用の船着き場もすぐそこだった。今回の旅で一番心に残る場所であった。川の音も煩すぎず良い感じ。(続)

天竜峡①
天竜峡②



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?