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女神のようなホストマザーがキレた!

息子がステイしている家のペルシャ人のホスト・マザーが激おこぷんぷんまるでした。(←あら、古いかしら?)

心豊かで温かく、うちの息子を我が息子のように大事に思ってくれ、私にとっても大事な友人なのですが、そんな彼女が息子に「どう思うよ!!」ってプンプン言うくらいだから、よっぽど頭にきているのです。「もう新しいステイ生は受け入れないことにしたわ!」とまで言うのです。


そのお宅には息子ともう一人ヨーロッパからきたステイ生がいるのですが、どうも、その生徒がホスト・ファミリーを十分にリスペクトをしていないのか、「マナーがなってなーい!」「私はメイドじゃなーい!」「我が家はホテルじゃなーい!」ということで、怒り心頭らしいのです。

生活に必要なもち物も何かと足りず、結局マザーが自腹を切って買ってあげないといけない場面があり、祖国にいる彼のお母さんに連絡して説明するも、どうもうまくコミュニケーションが取れず、親切にしてあげたことも、あんまり感謝もされないらしいのです。

思いっきりアングロサクソンできれいな青い目をした生徒なので、「ひょっとして白人至上主義?」と下世話な推測をするも、どうもそういうことでもないようなのです。

実は、息子がステイを始まる前も中国からのステイ生がいた時期があり「前回の中国人も散々だったわ。」と言っているのです。


私自身、アメリカで2家族、イギリスで8家族、合計10家族のお宅でホームステイをしたのですが、良いステイ先との出会いは一生の財産にもなる一方で、最悪なステイ先は思い出すだけで憂鬱になります。食事が十分か、部屋に勉強机と明るい電気があるか、なんていう基本的なことだけでなく、親しくなってくれるつもりがあるのか、ホスピタリティーがあるかどうか、というのはとても大事な要素です。留学生は山のように勉強をしなければならないわけですから、生活の基盤であるステイ先が居心地よいものでなければ、生活全般の質が下がり、勉強にも集中できません。

そんなことを考え、つい、親として「良いステイ先に当たりますように!」、とこちらの気持ち中心に考えますが、今回のこのステイ生のことで、ステイ先はステイ先で「良い生徒が来ますように!」と願っているのだ!と、はっとさせられました。


考えてみれば、ステイ先だって、(ステイによって収入があるとは言え)自分たちの家にずかずかと誰かが入ってくるわけですから、自分たちの居心地の良さを保ちたいと思っているわけですよね。


今回のヨーロッパ人留学生の件は、改めて、ステイされる側、ステイする側の両者がハッピーになるには、お互いがお互いの習慣、文化、気持ちや事情を尊重することが大事だと考えさせられた出来事でした。

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