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ラーメンとチャーハンを意識したら初対面の人に喜んでもらえた話

先週、サブスク複合機プリンターの営業の方がメンテナンスにいらっしゃった時のこと。何気ない会話の中で話した私の言葉を、その方がとても喜んでくださったのです。自分の話した言葉で初対面の人がこんなに喜んでくれるなんて、私はとても感激しました。

昔の私ならこんなふうに人を喜ばせる事なんて出来なかったはず。

何がきっかけなんだろう?と振り返ってみると、「そうだ、渡辺道治先生のラーメンとチャーハンの話を聞いてからだ!」と気づきました。この話を聞いてから、私は、自分の話す言葉やXなどに投稿する書き言葉を意識的に変えていきました。

今日は、初対面の人を喜ばせた言葉ときっかけとなった「ラーメンとチャーハンの話」について書いていきます。




プリンターの営業の方とのポジティブなやり取り

プ:〇〇小のプリンターでエラーメッセージがたくさん出ているという事で、説明に参りました。
私:え!エラーメッセージを見て、わざわざ来てくださったんですか!ありがとうございます。

この時点で、お願いしていないのに心配してきてくださった営業さんの行動に感謝の気持ちが生まれていました。

エラーメッセージについては印刷時の手差しトレイの設定ミスという事で難なく解決しました。

私:このサブスクのプリンターのお陰で、めちゃくちゃ働き方が楽になったんですよ。
プ:みなさん印刷機じゃなくて、このプリンターを使われていますか?
私:そうですね。カラーで印刷できますし。私の場合、教務主任なのでいろんな冊子を印刷することがあるですけど、部数ごとに印刷できるので助かっています。以前に比べて、年間何時間も働き方改革になっています。本当にありがたいです。
プ:そうなんですか!うれしいです。そんなこと言っていただいたのは初めてです!
私:え!初めてなんですか?
プ:そうなんです。本当にうれしいです!

担当の方にこんなに喜んでいただけて、私もうれしくなりました。

すると、他にお困りのことはありませんか?と聞いてくださいました。

①手差しトレイで印刷すると印刷面が逆になる
②用紙の自動判別でエラーが出る

の2点を伝えると、①については、両面印刷設定を外すと解決することがわかりました。

②についてはセンサーの掃除をしても解決せず、「すぐに修理を依頼します」と対応してくださいました。

修理まで、印刷に困らないように特定の用紙サイズの印刷設定のショートカットを作ってくださいました。

そんな機能があることを知らなかった私は、よく使うスキャナーの設定でもできるのか尋ねると、スキャナー設定のショートカットを作ってくださいました。

私:これでまた仕事がスムーズになりました。毎回一から設定をするのが面倒だったんですよ。助かりました。ありがとうございます。今日来ていただいて本当によかったです。
プ:こちらこそこんなに喜んでくださって、〇〇小に今日来てよかったです!

ポジティブな言葉

15分ほどのやり取りでしたが、とても豊かな時間でした。

私が最近心がけているのは、できるだけポジティブな言葉を使うということです。

プリンターのメンテナンスの方をほめてやろうと思っていたわけではありませんが、自然とその言葉を言いたくなって伝えました。

普段からポジティブな言葉を意識してきたことで自然に出たのかなと思います。
結果、「そんなこと言っていただいたのは初めてです!」と喜んでいただけて、私も胸がいっぱいになりました。

どうしてそんな自分になれたのか?それは、渡辺道治先生の「ラーメンとチャーハン」の話を聞いたからです。


ラーメンとチャーハン(思いは伝わる?)

初めてこの話を聞いたのは、1年ほど前のオンラインセミナーだったと思います。

渡辺先生の下のnoteにも語りの文章が載っていますので引用します。渡辺先生のnoteもぜひお読みください。


「思いは伝わる」「願いは叶う」と思っている人は、意外に多い。
しかし、これは大きな間違いである。
思っているだけでは伝わらない。願っているだけでも叶わない。
そんなことはない、思いは伝わるし願いは叶うものだ!と思うなら、一度実験してみるといいだろう。

例えば、朝一番、起きてからすぐにあなたがラーメンを食べたいと思ったとする。
ラーメンラーメンラーメン…。
心の中で、百回千回唱える。
もう心の中はラーメン一色である。
柔らかいチャーシュー、こってりとしたスープ、ツルツルとした麺。
その一つ一つをクリアに思い描きながら、近くの中華料理屋さんまで歩いて行ったとする。
心の中で唱えたラーメンはすでに一万回を超えた。
人生でこれ以上ないくらい、ラーメンのことを思い描いた。
そして、お店に入り、その思いを最高潮まで高めた上で次のように注文してみよう。
「チャーハンをください。」
「思いは伝わる」「願いは叶う」のなら、ラーメンが出てくるはずだ。
これだけ強く、これだけ何度も思っているのだから。
しかし、お店から出てくる料理は100%チャーハンである。
疑う余地がない。
あなたが千回万回抱いた「思い」「願い」よりも、たった一度「言葉」にしたことの方がこの世界では遥かに重いのである。
これを、間違えている人は実は結構多い。
「もっと賢くなりたい」と思っているのに、「私なんて馬鹿だから…」と口にする。
本当は感謝しているのに、その思いは伝わるものと勘違いしてついつい荒い言葉を発してしまう。
その人の良いところだってちゃんとわかっているのに、「あの人ってちょっとこうだよね」と陰口をたたく。
本当は「やりたい!」と思っているのに、「僕には無理」が口癖になってしまっている。
これらは全部、ラーメンが食べたいのにチャーハンを注文しているのと同じである。
言葉にした世界が、そのまま具現化されていくことだろう。
なぜならば、思いや願いよりもはるかに大きな力を持った言葉通り、つまりはあなたの注文通りの世界が周りに作られていくからだ。
書く言葉、話す言葉。
我々が扱う言葉には、こうした不思議な力がある。
古くから日本では「言霊」といって、自分の出した言葉によって周りの状況や未来が大きく変わってくるといわれてきた。
「思考は現実化する」という言葉もあるが、それだけでは実は足りない。
思考を言葉にして伝え、動き始めることで、初めて現実が作られていく。
「言葉は現実化する」するのである。
言葉にすることによって、責任が生まれ、行動が伴い、あなたに大きな成長や変革をもたらしていくのだろう。

渡辺道治先生のnote 3学期にぴったり!オススメ語り特集より

なんて本質をついた分かりやすい例えなのだろうと、使う言葉の大切さについて腹落ちしたのでした。そこから、普段話す言葉、Xやnoteで使う言葉できる限りポジティブなものにしようと意識し始めました。

すると、だんだん自分の周りに温かくて心地よい世界が広がっていくようになってきました。

職場で、学習会で、snsで素敵な方との出会いや交流が生まれるようになりました。

そして、今回、初対面の営業の方に喜んでいただくことができて、私自身もとてもうれしい気持ちになりました。

「ラーメンとチャーハン」を意識することで、誰もがもっと幸せになれるのではないかと思いました。

みなさんもぜひ試してみてください。


ラジオDE道徳

「ラーメンとチャーハン」はテキストで読んでもよいですが、渡辺先生自身の語りで聞くのが一番です。voicyの有料放送ですがおすすめです。
 ※アプリからではなくwebから購入するのがお値打ちです。

ラジオDE道徳では、5分ほどで子どもたちに語れる心に響く語りが、渡辺先生の魅力的な語りで収録されています。渡辺先生の語りをそのまま子どもたちへ聞かせてもよいですし、ご自分でその内容を語って授業をすることもできます。

他に、お父さんやお母さんが、我が子へ語るもよし、ご自分の人生の学びに使うもよしと、さまざまな場面でカスタマイズしながら活用可能です。

収録タイトル
①命って何?
②幸せになるにな?
③ひっくり返そう
④思いは伝わる(ラーメンとチャーハン)
⑤勉強のファインプレー
⑥運が良くなるには
⑦お金持ちになるには

7話の魅力的な語りが収められています。どの語りも子どもたちの心に響くこと間違いなしの内容です。私は、「お金持ちになるには」を使って2年生に飛び込み授業を行いましたが、とてもよい時間になりました。

ぜひ渡辺道治先生のvoicyのラジオDE道徳も視聴してください。


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