建物に関心が沸いてくる「新聞配達」

朝刊配達をしていた時、「この仕事、住まいの仕事の人がやったら、すごく、いいんじゃない?」と、よく思いました。駆け出しの何ヵ月かは、そうでもなかったけれど、ある時から、すごくそう思いました。

新聞配達では、毎晩、欠かすことなく、同じお宅を何軒もまわります。途切れることなく足を運び続けると、1、2度の体感では気づけないことに出会えます。「そういえばこの階段、何で辛くないの?高さ?幅?意図的?いいなぁ。」とか、「ここが、こうだと車が停めにくくなるなぁ。」とか、昨日良いと思ったことでも、また行き続けて不都合を思いつけば理想が更新され、結果何日か先には、ぜんぜん違った理想形に変わっている。これが四季をまたぐと、話はもっと違ってきたり。

私は、その時、思いました。想像だけでは難しそう。。

それでも、モデルルームの広告などを見てみると、間取りやターゲットに向けたPRポイントなども、以前とは、ずいぶん変わったように感じます。

私たちの想像では足りない部分を、プロの方々が時代を追いかけ、補ってくれていることの表れのようにも感じます。


🌑続けることでしか、見えてこないことがある。


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