誰にも書けないヨーロ旅行記⑵
一目惚れの街ストラスブール
アントワープを出発し、8時間バスに揺られる。
出発早々
シュッシュッシュ
聞こえてくる音。
(嫌な予感、、、)
虫除けスプレーのような香りが鼻を刺す。
幸運にも強めのそれは眠気に勝つことはできなかった。
知らない街にまだ真っ暗い早朝に到着することは
治安の心配があった、が
ピヨピヨ鳥たちのさえずり
バッサーと水際から現れるコウノトリ
降り注ぐ雨
命が洗濯されているようだった。
街を歩いていると美味しそうなプレッツェル。
カフェに入ると窓から見える黄緑オレンジピンクの建物たち。
曇っていて姿を見せないながらも
太陽が色を塗るこの街に、一目惚れをした。
⬇︎ストラスブールの街並み
青空広がるコルマール
時間がゆーっくりすぎてゆく。
ゆっくりすぎて何も考えられない。
考えることが癖の私には違和感でもあった。
ベンチに座り鳩に囲まれるのさえ心地いい。
両耳にたばこさしながら
自分よりおっきな犬の散歩をしている少年が通り過ぎる。
雨季なのかずっと曇りだった旅行で
すっごく久しぶりに青空に出会えた。
そんな空に飛行機が落書きをしていく。
こんな世界は壊しちゃいけないなあ。
永遠は、あるのだろうか。
とてつもなく、好きだ。
⬇︎コルマールの街並み
大好きな友達に、会える街
今回の旅の主な目的
チューリッヒに留学している親友に会うこと!
どんなになってるかな?
弾ける笑顔と
思いをまっすぐに伝えられる強さ。
変わってない!
嬉しいな〜
家に帰ってご飯があること
ゆっくり休んでて、と声をかけてもらえること
こんなに温かいものだったんだな。
嬉しいな〜
いってらっしゃい、いってきます!
幸せだな〜
やっぱり一人よりも信頼できる人といる時間は
幸せも倍増するんだ〜〜!
⬇︎スイス(チューリッヒ)の街並み
自分の「スキ」に素直になりたい、一回限りの人生を生き抜きたいのです。