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【2Q決算分析】三菱ケミカルグループ(2023年11月)

今回は三菱ケミカルグループの2Q決算説明資料を読んでいきたいと思います。

化学業界で日本最大規模を誇る三菱ケミカルグループですが、少し前に社長がジョンマークギルソン氏に交代となり、三菱ケミカルホールディングスから社名変更となりました。

雇用形態もジョブ型雇用となり、年功序列の廃止を目指しているのは業界でも有名な話です。

そんな三菱ケミカルですが、2023年上半期の結果は以下の通りです。

売上高は2.1兆円、コア営業利益は1,196億円(5.5%)、非経常項目を含んだ営業利益は1,386億円(6.4%)という数字でした。

住友化学の大爆死や他の化学メーカーが軒並み苦戦をしている中でこの数字は非常に立派で、三菱ケミカルの株価は発表後に大きく上昇しました。

しかし、油断してはいけないのが、その数字の中身です。

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