ねこと飼い主の記録 23.04.01

ねこちゃん3月17日に亡くなり、19日に荼毘に付し、そこからいろいろバタバタして、30日にようやくお世話になった動物病院さんにご挨拶に伺うことができました。
口を開くと涙が出るので涙を流しながらの報告で、天井裏のダダダ音や夢の話などもしてしまいましたが、先生方は受け入れつつ聞いてくださいました。
なんでも、ペットを亡くされる直前は空を飛ぶ夢を見たという例が多いとのこと。やっぱりそういうことってあるんだなあと思いつつ、変な事を言うと思われたらどうしようと思ってたのでホッとしました。

姉のところの犬が亡くなったときの話では、庭でその子の声を聞いたり、散歩コースでにおいがしたといいます。
正直うちでも、目の黒ずみがひどくなり匂っていた時のにおいがしたり、今正にねこちゃんのおしっこの匂いが漂っていたりするのですが笑、トイレは今日きれいに洗って片づけたので、気持ちよくなったトイレのあった場所でおしっこしたのかもしれないです。
49日まではこちらにいてくれるのかもなあと思っています。
ちなみに葬儀屋さんに教えていただいたところによると、ねこちゃんの49日は母の誕生日になるそうで。

ねこちゃんの消耗品などは少しずつ片づけていますが、ベッドやキャリーバッグ、トイレなども処分する気持ちにはなれず、とりあえず大切に保管しておきたいと思います。
使いかけのトイレシートや目の洗浄液、ごはん用のシリンジや、冷凍しておいたねこちゃん用のごはんなど、ねこちゃんの痕跡は至る所にあり、目に入るたびもういないんだなあと実感します。
点滴も、未使用の分は病院にお返ししたんですが、亡くなった日に点滴するつもりでチューブや針などつないでおいたものが実はまだそのまま残っています。

母は、ねこちゃんがいないときってどうだったかなあと言います。
思えば、わが家が建った時から動物がいないときはありませんでした。
先日一緒に車に乗った時、「ねこちゃんがいなくて寂しい」と涙ぐんでいました。母は19年前はバリバリ働いていましたが、事故や病気をしてからは家にいることも多く、ねこちゃんといる時間が一番長かったのは母だったかもしれません。
寝てるだけでも、そこにいるだけで、話しかけるだけで慰められた。
それは私も一緒でした。
その時は、またねこをお迎えした方が母もさみしくないのかなと思いましたが、母曰く「ペットを見送るのはもう嫌だ」と言い、その後は特に落ち込んだ様子もないので、寂しさを吐露し涙を流したことが逆によかったのかもしれないと思います。
介護でも家族を失った人に対するグリーフケアというものがありますが、慰めたり解決法を探したりするのではなく、ただ悲しみに寄り添う事が大事なのかもしれないと思います。
話しかけても特に反応なく、でも慰められてたねこちゃんのように。

病院でもお話ししたんですが、また落ち着いてご縁があれば動物をお迎えしたいけど、子猫や子犬は責任が持てないから(わたしの健康寿命的な意味で)シニアの子を迎えたいと。その時はまたお世話になりたいですとお願いしました。たとえ飼うのは無理でも預かりのボランティアとかはできると思うので。せっかく点滴の仕方も覚えたので、腎不全の子のケアもできたらいいなと思っています。
それまで家を片付けてきれいにして、いつどんな子が来ても対処できるようにしておきたいと思います。

ねこちゃんが残してくれたいろいろなものを、考え整理し形にしてゆきたい。今はそんな風に思っています。

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