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小雨のタクシーで嬉しくて泣いた話

3年経っても忘れられない
衝撃体験をくれた湘南ママの話

約3年前のお話です。
3歳の娘と
1歳の息子が、同じ保育園に入れなくて
別々の保育園への送迎と
週に2~3回の都内出勤で
毎日がいっぱいいっぱいの日々を
過ごしていました。

これがまぁ結構ハードで。
ふと気を緩めると涙が出そうなになるくらい
張りつめていた時期でもありました。
きっとイヤイヤ期とかもあったしね。

保育園の完全閉園は19:00
辻堂駅で電車を降りたのが18:45くらいだったと思います。
自宅方面に向かうバスに乗って自宅に帰り、
車に乗り換えて、
2つの園に子供を迎えにいかないと間に合わないのに、
ダッシュでバス停に向かったけれど、
一つ目のカーブに
バスの後ろ姿が見えるくらいで乗り過ごし泣

タクシーを拾いたかったけど、
そんな日に限って小雨が降りだして
どこにもタクシーは見当たらず。

途方に暮れながら
自宅まで走って帰宅する覚悟を決めつつ、
後ろからタクシーが来ないか
チラチラ振り返りながら
リレーのバトンを探りながら走る人みたいになって
『諦め悪いな、私』
と、思いながら小走りしてました。

1台のタクシーが速度を緩め
私の隣で窓が開き、並走しながら、
女性の方が何か話しかけてきました。

「〇〇園のママさんですか?
もしかして19時お迎えですか?
園の玄関でお見掛けしたことがある気がして。
私も今からお迎えなので早く乗ってください!」
「え?!あ、そうです!そうですけど・・・」
一瞬、驚きと遠慮が頭をよぎったけど、
1車線しかない道で
タクシーの速度を緩めてしまっているし、
今すぐ判断しなければ!と思って、
「ありがとうございます!お願いします!」とそのタクシーに飛び乗りました。

そこには息子と同じ園のママだという女性が乗っていて
「私も去年まで都内に通勤してたことがあって、
放っておけませんでした☺」って
笑顔で言われて、、、
タクシーで泣いた😂

ドラマの出来事みたいな素敵なシチュエーションに
酔ってしまいそうなほど
感動したことをいまでもはっきりと覚えています。

保育園の玄関で顔を見たことがある程度の人が走っているだけで、
「この人お迎えに間に合わなさそうなのかも?」って思って、
自分が乗っているタクシーを停めて、
乗せてあげるって、
私だったらできただろうか。

小雨も降っていて薄暗くて、
なんの確証もできないのに、
声を掛けられるだろうか。

本当に心が揺さぶられる大きな出来事で。
それなのに、それから数年、
私お礼をできていないことを思い出した。
(本当はずっと心のどこかで
ずっとモヤモヤしてた(懺悔))

最近すごく思うことがある。
私は地球の一部であって、
いろんなことが巡り巡っている。

コロナ禍に入った頃から
いろんな感覚が敏感になってきて
いろんなことを感じて、体験して、
少しずつ、少しずつ、
ぎゅぎゅっとまとまってきて、
ようやく長いトンネルから抜け出してきた気がするここ数日。

後日、さっきの出来事を湘南のお友達に話をしたら
「私もやると思う笑」ってあっさり言われて、なんてすばらしい国だ!!(湘南大国!!)
って圧倒されました。

そのあたりから、
私も湘南大国の住民のふるまいを真似たい!!
と思って、
自分の気持ちが動いたときは
すすんで声をかけるようにしているし、
困っている人を見かけたら、
躊躇なく声をかけたいと思ってる。

断られてもいい。
間違いでもいい。
声かければよかった、、、って思うよりまし。

自分の感情に素直になること。
衝動的な行動に蓋をしないこと。

気になっていることをそのままにしておかないこと。

現在リハビリ真っ最中です。

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