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いい仕事がしたいと思って手を動かすヤツのことを、世間は放ってはおかない

言いたいことはタイトルのまんまで、それ以上でもそれ以下でもないのですが。

「口を動かす」んじゃなくて、「手を動かす」っていうのが大切です。

なぜこんなことを急に言い出したかというと、こちらの動画を見て、言っている内容に激しく同意したからです。

動画の中では、ビデオグラファーのすけしゅんさんが、映像業界で働きたいという若者について思うことを語っています。

「根性ある人は、『(自分は)根性あるんですけどね』とは言わないです。根性って別に見せびらかすものではないので」

そう、そう、そう!!!

「やる気があります」と口で言っていても、動画は作ったことはないと言う人が多い。今はiPhoneでも動画が作れる時代なのだから、本当にやる気があるのなら、手持ちの機材で作品を作れるはず」

そういえばライターの知り合いも、「ライターを目指したいっていう人の相談を聞くことがあるけれど、よくよく話を聞くと、全然普段書くことをしていないんだよね…」って言っていました。

フリーランスでクリエイティブなことをするには、自分で課題を設定してそれを解決するということができないといけないので、そこを目指すのであればもう、しのごの言わずに手を動かすしかないんです。

逆に、気合いを入れて作られた作品というのは見ればわかりますから、本当にきちんとがんばれているのであれば、見た人がそれを放ってはおかないと思います。

翻訳者界隈でも、どういうスキルが必要だとか、TOEIC何点ぐらいが適正だとかの話が定期的に話題になりますが、私はそれよりも何よりも、「いい仕事がしたいと思って手を動かせるヤツ」であることが大切だと思います。

というか、本当はたぶんみんなもそう思っているのですが、そればかりだとただの根性論になってしまうので、それはすでに大前提としたうえで、ノウハウやヒントを共有しているだけです

そして、だからこそ細々とですが私はLocJAMというイベントをサポートしています。LocJAMとは、セッション形式でゲームのローカライズを行うイベントです(いわゆるゲームジャムのローカライズ版)。不定期ですがオンラインで世界同時開催されて、毎回さまざまな翻訳チームが参加し、英語から複数の言語にゲームを訳しています。

著作者の許諾を得た素材を使うので、ここで訳して公開したものは実績にできるというメリットがあります。つまり、自分のやる気を成果物にできるうえに、仕事とは違うので失敗を恐れる必要もない!!めっちゃ恵まれた機会だと思いませんか!?

私は運営チームメンバーではありませんが、このイベントがとても良いと思っていて、告知したり、Discordサーバーの運営をしたりしています。教えたり指示したりはしないけれど、切磋琢磨できる場を用意するんで、やる気のある人はそこで好きにやってください。質問もあれば答えます。一緒にかんばりましょう!というスタンスです。

こちらのDiscordサーバーで情報交換をしていますので、気になる方はぜひ登録してくださいね!

過去の日本語エントリ作品はこちらからご覧いただけます。


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