見出し画像

音楽という船に乗って

今年は私にとって、とても大切な歌のリリース15周年だ。"Life is Like a Boat”という歌をリリースしたのが2005年。『人生は、船を漕いで進む旅のようだ。手漕ぎボートは、進行方向に背を向けて進む。未来は見えないけど、前に進んでいる。』という、高校生の時に牧師先生から聞いた話が元になっている。

PNGイメージ-C3998827EA8D-1

この曲は今でも聴いてくださっているというコメントをよくいただき、特に海外からのメッセージが多い。まさにこの歌が船になって、世界中に連れて行ってくれた。シンガポール、中国、インドネシア、台湾、香港、イギリス、アメリカまで、様々な国で歌ってきた。人生経験を積むにつれて、この歌にもあるように、様々な波を乗り越え、音楽の船に助けられ、守られてきた。時には波にもまれ、鍛えられることも大切。大きな修業になったのが、昨年までのイギリスでの活動。現地のプロデューサーと制作したり、様々なロンドンのバーでライブをしたり、、その旅の目的地は、素晴らしいミュージシャンたちとの出会いだった。イギリスに行く前に憧れていたアーティストのバンドメンバーと、レコーディングセッションが出来たのだ。

そのアルバムをLondon Sessionsと題し、東京で15年来一緒に演奏して来た素晴らしいミュージシャンたちと録音したTokyo sessions、2枚組のアルバムが完成、今年リリースする。収録曲は、過去のリリース曲のセルフカバー。懐かしいけど進化し続ける音楽を詰めた自信作となった。

画像1

音楽を奏でる場所によって、心持ちも変わり、魂やエネルギーも変わる。スピリチュアルな意味だけでなく、気持ちで心拍数や呼吸の深さも変わるし、場所の環境や気候、湿度(これは意外と音に大きく影響する)など、同じ歌い手でも場所が違うと、全く違う音楽になり得る。その体験が音楽の旅の醍醐味であり、普遍的な力の中にも無限の可能性があるのだ。

今年も音楽の船は、どんな素晴らしい体験に連れて行ってくれるだろうか。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?