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「すき家×名探偵コナンコラボキャンペーン」を攻略しよう~統計を使った景品コンプリート~


こんばんは!Riekoです。
何をかくそう私最近、「統計検定2級」へ向けて猛勉強中です。
そこで学んだことがとても楽しく興味深いので、
実生活に落とす記事を書いてみたいと思いました。

今までTableauに関する記事ばかり書いてきましたが、
今回は統計のお話をしたいと思います。

尚、統計に関する話ではありますが、統計学の深い知識は割愛させて頂きます。
そのことについては私が熟読している以下のサイトを見てもらった方がわかりやすいのと、本記事では「統計って面白い!」と思ってもらうのを目的をしているためです。
統計について学びたい人はこちら↓



「すき家×名探偵コナンコラボキャンペーン」とは

まず、本キャンぺーについて紹介します。
すき家では2024/2/1~2024/3/27の間、人気アニメ「名探偵コナン」とコラボキャンペーンを行い、対象メニューを注文でもらえるクリアカードの他、各キャラクターがキャンペーンをご紹介するオリジナル店内放送などを行っています。

本記事では、この「オリジナルクリアカード」を全種類コンプリートするには?というテーマで話を進めます。

オリジナルクリアカードをコンプリート

期間中、「お好み牛玉丼」を注文すると、名探偵コナン「オリジナルクリアカード」が1枚もらえます。

キャンペーン

クリアカードは全32種類ですが、キャンペーンは第1弾~第3弾に分かれていて、第1弾が全10種類、第2弾は全11種類、第3弾は全種類である32種類となっています。
今回はこの全32種類をコンプリートすることにします。

また、クリアカードは「お好きなメインメニュー」+「とん汁おしんこセット」」でももらえますが、今回は「お好み牛玉丼」に絞るという前提にします。


キャンペーンイメージ

期待値とは

統計の話をしないとは言いましたが、簡単に期待値のことだけ説明します。
期待値とは、

1回の試行で得られる値の平均値のことで、得られうるすべての値とそれが起こる確率の積を足し合わせたものです

統計WEB

つまり、牛丼を何杯食べれば全32種類揃うのか、その「何杯」が期待値になります。
今回はこの期待値を求めることを目的とします。

何杯食べればいいか期待値を求める

それでは、分析していきましょう。
まず、最初に牛丼を食べる時を考えます。
最初は何のカードが出てもいいので、その確率は1です。

そして、2杯目を食べるときを考えます。
最初にコナン君のカードがでたら、次はコナン君以外のカードがいいですよね。
なので2杯目で新しいカードが出る確率は32/32です。
このように考えると、32杯食べるまでの確率は1, 31/32, 30/32, 29/32….1/32となります。

ここではちょっと難しい話が出ますが、この問題では幾何分布を使います。

幾何分布は、成功確率がpである独立なベルヌーイ試行を繰り返すとき、初めて成功するまでの試行回数を解析する場合に用いられる確率分布です。幾何分布では、試行回数Xの期待値は1/pで求められrます。

統計検定2級-模擬問題集2

難しい話になりましたが、要はこの1/p(pは確率)、期待値は確率の逆数で求められますよ~、ということです。

なので、期待値を計算していきます。

牛丼1杯目の場合⇒1/1= 1
牛丼2杯目の場合⇒1/(31/32)=1.032…
牛丼3杯目の場合⇒1/(30/32)=1.066…

このように計算していきます。
そして最後、この期待値を足し合わせると…

129.8718

つまり、130杯食べれば32種類コンプリートできます。

これを、牛玉丼1杯650円(並盛)に換算すると、

84500円

になります。

32種類コンプリートして、フリマアプリで売るときはこのくらいの値段で売れるかもしれません。

因みに、1日3食毎日牛丼を食べ続けると、44日でコンプリートできます。
キャンペーンは2/1~3/27なので何とかコンプリートできそうですね。
(朝ごはんも牛丼、しかも毎日と考えると想像しただけでしんどいですが)

すき家

おわりに

いかがでしたでしょうか?
幾何分布とか、ちょっと頭が痛かったですかね?
統計を使うとこんなことができる!
というのを私自身勉強していて知ることができたので、
この喜びを多くの人に伝えられたら、と思って記事を書きました。
これを機に統計に興味を持ってくれる人が増えたら嬉しいです。
興味を持った方は私の愛する神サイト「統計WEB」をご覧ください



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