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意外とみんなしらない「練習場とコース」の違い

意外とみんな知らない「練習場とコースは違う」という事実。

練習場のマットの上から同じ番手で何十球と続けて打っていれば、ナイスショットが出ることもあります。

でも、それで満足していては、コースでナイスショットを打つことはできません。ミスの原因は"勘違い"かもしれません。

本当の意味での練習とは、練習場とコースの違いをしっかり認識した上で、コースを想定しながら、いろいろと試してみることです。

まず、多くの方が陥る"勘違い"を変えてみます。
誤「練習場で球を打つこと=練習」
正「コースを想定して球を打つこと=練習」

テストにでるぐらい大事な考え方なので、覚えておいてください。

練習場とコースはここが違う①


「人工芝のマットと天然の芝」
・打つ場所の環境(ライ)が全く違う。
・人工芝のマットはミスが出にくい。
・天然芝では1打ごとに芝の長さや密度が変わる。


練習場とコースはここが違う②


「傾斜の有無」
・コースには起伏がある。
・大小さまざまな傾斜がある。
・ティーイングエリアも平らとは限らない。

練習場とコースはここが違う③


「連続打ちと一発勝負」
・同じ番手で何十球も打つ。
・コースでは常に一発勝負。
・練習場では良い記憶が残る。
・コースでは悪い記憶が残る。

ここまでは、ゴルフ好きのみなさんも理解できていますよね。

では、練習場でコースと同じような環境を作り練習するためにはどうやって取り組めばいいかお伝えします。

練習の質をあげる実践練習➊


「マットとティアップの交互打ち」

練習場のマットは多少ダフってもヘッドが滑るので、大きなミスにはなりません。

しかし、コースではヘッドが手前から入れば飛距離は大きく落ちてしまいます。つまり、マットの上から打っているときのほうが、ミスに対する許容度が高いのです。

・ティーアップして打つ方が打点のブレなどミスが結果に出やすい。
・ボールと身体の距離感を向上できる。
・人工芝のマットとティーアップの違いが明確に分かる。

練習の質をあげる実践練習➋

「1球ずつ番手を替えて打つ」

・ボールと身体の距離感を向上できる。
・番手毎の調整能力が磨かれる。
・変えた直後にどんなミスがでるのかに気付ける。

練習の質をあげる実践練習➌


「ターゲットに構えて打つ」

・フェースと身体の向きを揃える感覚を身につける。
・人工芝のマットの線がなくても構えられるようになる。
・狙った場所を狙う技術が身につく。

練習の質をあげる実践練習➍


「斜面を想定して打つ」

通常のボールの位置に対して
『左寄り』
『右寄り』
『遠く』
『近く』
の4つの位置を設定すれば、それぞれ『左足下がり』『左足上がり』『つま先下がり』『つま先上がり』の4つの傾斜を想定した練習をすることができます。

ボールの 位置や距離に関係なく安定したスイングを磨くと効果的です。
さらに意識してほしいことは

・位置や距離でどんな球筋がでやすいか知る。
・位置や距離で状態がどう変化しやすいか学ぶ。

例えば、左寄りに置いたボールを打つには、左足下がりと同様に前傾をキープしながらヘッドを低く出す必要がある。ボール位置を変えるだけで傾斜を仮想することができる。

まとめ

同じ環境で、同じ番手で何度も打つことによって出る、練習場のナイスショットは単なる自己満足です。

コースでのナイスショットは会心の一打ではなく、狙った場所に運ぶことです。 練習場ではコースを想定した練習を繰り返し、コースでは狙った場所に寄せるための工夫や考えを試行錯誤する。

この繰り返しがゴルフ力を上げることに非常に役立ちます。 ぜひチャレンジしてほしいと思います。 参考になったら、いいねとフォローお願いします

@riemann_golf


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