信じる? 信じない? 自分との上手な付き合い方
自己啓発の世界ではよく「自分を信頼すること」の大切さが語られますよね。自分を信頼するからこそ、新しい挑戦ができたり、現状を超えたゴールを持ったりできるものです。
でも、常に「自己信頼」が役立つわけじゃないと思うんです。
時と場合によっては、ちょっと違うんですよね。
たとえば、自分ができると信じていたことが、予想外にうまくいかなかった時。
その失敗には、ちょっとしたショックを受けることもあります。「私は大丈夫」と思っていたのに、現実はそうではなかった場合、心がぐらっとくるんです。
だからこそ、「自分を信頼しないこと」にも、意味があるんです。
私の場合、自分のエゴを全面的に信頼していません。
この子ったらね、ちょっと楽な道ばかり選んじゃうんですよね。感情のままに動いてしまいがちなところもあります。
そんな子に「自律」を求めた結果、
・やりたくないからやらない
・悲しいからやらない
・イライラするから、気分転換にお買い物
なぁんてことが起きて、ちょっと困ったことがあります。
何度もですよ。
そして、その結果、自己嫌悪に陥るという……ね。
それで、
「自己信頼が、結果的にセルフイメージを下げとるやないかー!」
って、感じたんですよ。
だから、いい意味で自分を信頼しないことにしました。
いや、信頼しないというより、過大評価をしない、という方がしっくりきます。
とはいえ「評価」を正しくできるか、というところも、私は私を疑います。
そこで、導入しているのは「ルール」と「システム」です。
自分の気持ちを認めつつも、それとこれとは別、というのがルールです。
やりたくない。そうだね。
悲しい。そうだね。
イライラする。そうだね。
じゃ、仕事しよっか!
……みたいな感じで、感情や気分とは関係なく「やる」というルールを作っているんです。
そして、仕事環境を「ものすごく好き〜〜」という状態にしています。
これがシステムです。
ものすごく好き〜な場所にしておくと、エゴの抵抗にあいにくいんです。
場合によっては喜んで仕事に向かいます。
また、気分転換に、U-NEXTで好きなドラマを見るのですが、これも1本半で見るのをやめる、というルールを導入しています。
ドラマって、その回の終わりまで見ると、続きが見たくなるようにできているじゃないですか!
だから、2本目の真ん中あたりで止めるんです。
こうすると、エゴは誘惑に勝てるんですよね〜。
そして次回からは、残り半分とその続きの半分で済みます。
ちなみに、ドラマは「立ってじゃないと見られない環境」にしてあります。
ずっと立ってると、疲れてやめたくもなるでしょう?
これはシステムです。
では、まとめます!
自分を信頼することも大切ですが、同じように「自分を信頼しないこと」も役立ちます。
自分をよりよく理解し、成長していけたら、楽しいですね。
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