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プライドなんて

プライド?そんなもの日本に置いてきた。
どころか、教員本採用1年目で何もできない自分に呆れて、自信もプライドも無くしました。
大先輩の先生に指導案を直してもらったどころか、もはや指導計画は俺が書く!と言われて、書いてもらったのをコピペしました。
その頃は正直何も分かっていなかったので、もうどうすることもできなくて、お願いしますと言いながら、次は自分で書けるようにするというそれだけしかなかった。
そんなことしてると、生徒指導も、教科指導も、事務処理も最初は本当に何もできないことに気づく。
一番悲しかったのは、当たり前だけど、周りの先輩先生たちが生徒に話すのと、私が話すのでは重みが違う。

そして、1年目の授業は、私がT1、T2に講師の先生、初任者指導の先生、学習指導補助の先生と、時に自分の授業に4人の先生が教室にいた。
生徒対私ではなく、常に授業を見学されている状況。
そう、授業が終わったらフィードバックの嵐。
教科的なものから、板書、話し方、発問、全部全部です。
昨日もダメだった、今日もダメだった、明日もきっとダメだ。
毎日それの繰り返し。
どんなにやっても全部マル🙆‍♀️の日は、一向に訪れなかった。
初任で担任も持ってないので、経験はゼロだけど、この時が一番授業に向き合えて変えられるチャンスだったと思う。

結果的に、4年間教員をやって、授業が良くなったかどうかは分からない。多少なりとも良くはなっているとは信じている。
だけど、フィードバックによって自分の授業における弱点?を知ることができて、それは今でも気をつけようと思っている。
とか言って、動画を見返したらポルトガル語でも早口で話してて笑った。笑
何より、授業を見学されることに全くもって拒否反応を起こさなくなったことと、自分の行動にフィードバックをもらうことに対しても怖くなくなった。
ある意味一種の諦めなのかもしれないけど、そこに対してのプライドは消えた感じ?
自分がどんなに自信を持ってやっても、相手(生徒、見学者)がどう受け取ったかの方が大事な気がした。

現地の先生の授業を見に行くと、前回の記事のように、悪いところ全部挙げてという先生、どうだった?と聞く先生、何も聞かない先生、デートの誘いを始める先生、それぞれである。
確かに自分が自信を持ってやっていることを否定されたり、アドバイスされたりすることは好まない。
しかし、先生の先には生徒がいる。
正しくない教科指導、足りない個への指導、ボランティアとしてどうアプローチするかを考えていきたい。


結論。
プライドは必要だけども、
他人に有無を言わせないようなプライドなんか捨てた方がいい。
そんなわけで、私はモザンビークにそんなもの持ってきてない!笑

今週の宿題。
スペースが空いたのでアンケートなんかつけちゃったりして。

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