転勤族
こんばんは、璃火です。ゆるふわ大学院生です。
就職活動を通して、キャリアを考えるなかで頻繁に見かけたキーワードの1つに「全国転勤」があります。
就活中は必死なので、選考待ち企業を増やすために、全国転勤……いえ、もはや、アフリカを含む「全世界転勤」の企業も受けていました(笑)。
同じ企業でも、転勤のない職種(業務職とか)だと、お給料がすごく下がっちゃいますし……。あと、私自身、転勤族なので、お引越しには慣れているというか。
わたしの父は全国転勤のお仕事をしていました。
幼稚園が2回変わり、小学校が1回変わりました。
中学・高校は変わっていないですが、2回お引越ししました(笑)。友達には「また引っ越ししたの?! 夜逃げしてんのか?」とつっこまれてました(違います)。
転勤族って大変って思われがちですが、子ども目線では悪いことばかりではなかったです。
(こどもの目線で)転勤族で良かったこと
つかず離れず
「友達と離れ離れになって寂しくない?」とよく聞かれました。
わたしは、まったく寂しくなかったです。
このように言うと薄情者ととらえられそうですが、当時のわたしは「文通すればいいじゃん」と思っていました。(携帯電話を持っていなかったので、昭和スタイル(笑))。
1つ目の小学校の友達とは、大学入学までの7年間文通を続け、今は1~2年に1回だけ会う、アッサリとした仲です(満足してます)。
離れているからこそ、ちょうどいい距離感を保つことが出来ました。
学校が違うからこそ、学校のお悩みを相談したり、されたりすることが出来たなと思います。
話のネタになる
ちょっとスケールが小さい話ですが……。はじめて会った人との話のネタになるなぁと思います。
出身地について話していた時、お相手さんが「どこどこ出身で~」と話されると、「○○年前にわたしも住んでましたよ、いいとこですよね(笑)」となることもしばしば。話が盛りあがって、なんか得した気分になります。
断捨離ができる
引っ越しをするときに、必要なもの・必要じゃないものを強制的に考えることになるので、断捨離ができます。
転勤族でちょっと残念だったなと思う事
習い事が中途半端になった
母が言ってました。
お引越しするたびに、習い事を全部やめることになるので……。
次のお引越し先で、良い先生に出会える保障はない……。
(わたしとしては、いやいや習っていた、どう考えても向いてない習い事が「合法的に」辞めれてラッキーと思ってました(笑))。
転校初日は緊張/慣れるのが大変
感覚としては、新しいバイトを始めるときと似てるかもしれない!
転校前の小学校は、「自由!」「個性を大事にしよう!」という校風でしたが、転校後の小学校は、「規律!」という校風で、180度違う雰囲気。先生もめっちゃ厳しくて。転校前の小学校でOKだったことが、転校後はNGでよく怒られてました……(笑)。
ストレスで体に異変が……ということは、図太かったのでなかったですが、環境の劇的変化はストレスではありました。
その他
2年ごとに「そろそろ引っ越ししたいな」と思う
今は父は別の仕事をしているので、もう引っ越しをする必要はありません。
なので、今の家は4年目です。
しかし、家が定期的に変わることが当たり前すぎて、日々「そろそろ引っ越したいな」とそわそわしてしまいます。
ちなみに、大学入学後は2回引っ越ししています。(こちらはわたしの進学のためですが……)。
もう、しみついています(笑)。
就活生の目線で考えたとき
上記は、子どもの目線で見た「全国転勤」です。私的には、転勤族がそこまでいやじゃなかったので、「転勤もありかな~」と思っていました。
でも、就職活動を通して、就活生の目線で、転勤というものを考えるようになりました。
しばしば、総合職の面接で「(海外赴任を含む)転勤と、結婚・出産をどう両立させるつもりか」「(海外赴任を含む)転勤について、女性としてキャリアプランをどのように考えているか、計画を教えて」と聞かれました。
結婚まではいい。出産して子どもが出来た時、女性は転勤(海外赴任含む)と両立できずに辞めてしまうと言われました。
「男子学生だったら、こんな質問されないだろうに……><」と思いつつ、「これが現実なんだな~」と実感しました。
もちろん、社会に出たら、全然そんなことないかもしれません。
でも、だんだん、2~3年後、どこに住んでいるのか分からないという状況に不安を感じました。もしこれから好きな人が出来たとして、結婚を考えたときに、どうなるんだろう。
(嫁に欲しいって言ってくれる人がいるのかどうかは置いといて(笑))。
別居婚……?
子ども目線ではそんなことはなかったのに、キャリアを考えるうえで、不安がむくむくと膨れ上がりました。
結局わたしは転勤なしの仕事を選びました。
(総合職の職種別採用で、その職種は転勤がほとんどない。また多くの企業でリモートワークが認められている職種なので、配偶者が全国転勤であっても対応しやすいかもという安直な考えから)
まとめにかえて
社会に出たらまた転勤に関する考え方が変わるかもしれません。
今のところ、いろんなところに住むのは楽しくて好きなので。
とりあえず、今選んだ職種でせいいっぱい頑張りたいと思います。
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