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娘と私の3年生②

前回のお話の続きです。

 夏休みが明けてエスカレートした意地悪。先生にも相談できず、悲しくて心がいっぱいいっぱいで悲しさがあふれてしまい、学校へ向かう勇気がなくなってしまいました。それから一週間ほど休み、担任の先生から私がお迎えに行きますと提案があり、先生と話をしてみるきっかけになるかもと、娘に伝えると、
「明日いってみる。」
言うので先生にお任せしてみました。その日席替えがあり意地悪してくる子と席が近くになった(斜め前か後ろだったと思います。記憶が曖昧ですみません。)と絶望的な感じで帰ってきました。もちろん次の日から行く勇気なんてありません。
先生にお伝えすると
「そうですか。次の席替えでは少し配慮します」
とお返事が。。。
私の頭はなぜ???とはてながいっぱいでしたが、きっと先生にとっては配慮するということの特別がいけないという考えの方なのかな?と感じました。
娘からしてみれば、あれだけ相談したのになんで?だったと思います。もちろん私もそうです。

しかし、考え方がそもそも違うので先生と分かり合えるのは難しいと感じました。
そこで私は
「教室へ行かなくてもいいから保健室に登校してみない?」
と娘に提案すると、学校に入れるか分からないけど頑張ってみると言ってくれました。
次の日校門までは行けましたが、校門から先へ進めませんでした。私はそこから学校に電話をし、担任の先生に出てきていただき校門のところであいさつをしました。その日はそれで帰り、三日間ほどそれを繰り返しました。

 四日目、
「今日は学校に入れそう」
と娘が言うので保健室の前まで娘と行きました。保健の先生とはそこで初めてお会いしました。娘は入り口で
「今日はここまででいい?」
と私にたずねたので
「じゃあごあいさつだけしようね」
と言い保健の先生と担任の先生とごあいさつだけして帰りました。そんな日が一週間ほど過ぎたころ
「明日は少しだけ保健室にお母さんと入ってみようかな?」
と娘が言うので
「毎日頑張ってるから無理はしなくていいからね」
と伝えました。学校が近づくとつないでいる手に力が入る娘。どんな気持ちで一緒に歩いてくれているのかな?と思いながらも2人でなんでもない会話をしながら学校へ毎日歩いて行きました。
「お母さん5分だけでもだけでもいい?」
と不安そうに聞くので
「自分で決めていいんだよ」
と伝えると
「5分でいいか先生に聞いてくれない?」
というので私が学校に着いてから、保健の先生に伝えると先生は快く迎えてくださいました。
 5分間だけ保健室のソファーで過ごす日々が始まりました。

長くなりました。今回は、ここまでで終わりにしてまた続きを書こうと思います。よろしければお付き合いください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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