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死というハッピーエンド

こんばんは。りかです。
タイトルは自殺どうこうではありませんのでご安心下さい。

私は、職場の人や知人に、
『パソコンでPOP作れそう』『本が好きそう』等と、よく言われる。
なんか知的なイメージがあるそうだが、

本読むの大嫌いです(`・ω・´)キリッ

小説とかも読めない奴です。笑
漫画だって、長ったらしい吹き出しの台詞は
飛ばしまくりで読んでるくらいだし。

でも、好きな本はあるんです。
小学生の時に出会った、これ。

『100万回生きたねこ』
初めて絵本を読んで泣いた作品。

しかもこやつ、
違う2種類のパターンで泣かされるので涙腺ガタガタ。




以下、本の内容(ネタバレ)があります。




最初は、矢に射抜かれたり、溺死したり、
胴体を真っ二つにされたりして死んでしまうトラネコですが、

その時々の飼い主は非常にトラネコを可愛がっており、
戦争中だろうが、船で大海原をわたってようが、
サーカスのショーの最中だろうが、
トラネコが死んだ事の悲しみに打ちひしがれ、大泣きして埋葬します。

しかしトラネコは、飼い主が嫌いでした。
自分が大好き過ぎたのです。(ニュアンス)

~~

ここまで読んで、ウチのにゃんこ達は、
私の事は信頼してくれているのだろうか?とか、
リアルな描写は無いものの、
残酷な死に方をするトラネコが可哀想になったりして
小学生りかさん、1回目の大泣き。

大人になってからは、ここでは泣かなくなりました。笑

~~~

ある日トラネコは、誰の猫でも無く、1人でした。
野良猫になったトラネコは、
『おれは、100万回も、死んだんだぜ』と
自慢気に語り、メスにゃんずから凄いと讃えられるが、
そんなトラネコに見向きもしない、麗しいしろねこが居た。

『おれは、100万回も、死んだんだぜ』
『そう。』(しろねこ無関心)

トラネコは、どうにかして、しろねこの気を引こうとするが
逆にどんどん、しろねこに惹かれたトラネコは、
『そばにいても、いいかい?』と
しろねこに尋ね、OKをもらいます。

夫婦になったトラネコは、幸せな日々を送ります。
自分より、しろねこと生まれた子どもにゃんずが
可愛くて愛しくて仕方なかった。

年月の流れたある日、しろねこは静かに死んで
冷たくなっていました。
トラネコは、何回も、何回も、100万回も泣きました。

そして、しろねこの横で、トラネコも動かなくなりました。

トラネコは、二度と生き返りませんでした。

~~~

やばい。打ちながら涙が止まらない( ;꒳​;  )
小学生りかさん、2度目の涙腺崩壊。

ただ、小学生の頃は、
トラネコが生き返らない事が悲しくて泣いていました。

純粋に『死=悲しい事』だったのだろうけど、
大人になってからは、
これは別の意味でハッピーエンドだと
思うようになりました。

精神科のテストで
自分も嫌い、他人も嫌いと云う結果のこの私も、
しろねこちゃんみたいな人に出逢えるのだろうか。

いつか自分や自分以外の誰かを愛する事が出来るだろうか。

あと、ハフン様やニムニムは、
私の事を好きで居てくれているだろうか。
(これ1番肝心 笑)

色々と考えさせられる絵本です。

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