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「ママ!ふろじょうってどこ?」〜生活の中で学ぶことの重要性〜

みなさま、ごきげんよう。
理科好きりかママです。

現在の学習指導要領になるとき、学校の先生方の間で特に議論されていたことが、「知識を活かすこと、活かせる知識を身につけること」です。

もう少し高度になると、「頭の中で点在する知識を、線で、面でつなげ、
次の学びへとつなげる
」こと。

では、なぜ、この点が議論されるのか?

それは、いわゆる学力テストのB問題と言われる活用型問題での点数が伸びないから。

わかりやすく言うと

  • (算数)計算問題はできるのに、文章題が解けない。

  • 数値を変えただけで正答率が下がる。

  • (国語)漢字単体は書けるけど熟語で問うと書けない。

  • 読み方が同じ漢字など、文章の中で漢字を問うと、適切な漢字を当てはめられない。(異口同音の問題ができない)

  • 漢字ドリルではできるが、街中の文字が読めない。

  • 初見の読解問題ができない。

  • (理科)公式を変形して解く問題ができない。

  • 初見のグラフの読み取り、問題文を読んでのグラフの作成ができない。

  • 実験問題ができない。

などなどの現象が、学校現場で散見されます。

では、学びを活かすことってどういうことなのか、学校の勉強と生活がつながっていないとどうなるか、我が家のエピソードをご紹介します。

1】「ぼくはキタヤマコースに行きたいな」

スキー大好きな小1の息子と、ガーラ湯沢スキー場に行ったときのこと。

「ママ〜、キタヤマコースってどこ?」

んー、、、

スキー場マップを見ても、そんなコースない、と、息子もわかった上で聞いてきました。

(ちなみに、我が息子は、「か行」と「さ行」の発音がわかりにくいときがあります。)

とりあえず、1回目は濁し。。。

さぁ、ゴンドラに乗って、下ろうとなったとき、

「ママ!キタヤマコースってあそこにかいてある!あそこを滑りたい!」


息子が指差す先に書いてあったのは、
下山コース」でした(汗)

息子は「シタヤマ」と読み、発音が悪くて「キタヤマ」と聞こえたんですね。。。

「下」も「山」も、小学校に入って最初のころに習う漢字なのに…

ママ:「「下」も「山」も音読みを覚えてる?」

息子:「うん!覚えてるよー!」

ママ:「じゃあ、音読みしてみてよ。」

息子:「あ!ゲザンコースねー!」
と、大笑い。

2】ふろじょうってどこ?

学校の移転に伴い、引っ越し作業を親子で手伝っていたときのこと。

引っ越し用のダンボールに興味をもった息子が、アレコレ聞いてきます。

そして、

「ママ!ふろじょうってどこ?」

ん??

んー、学校で意味不明なことを言い出したわ…と焦る母…


ママ:「ふろば…」

息子:「あ〜そっかー。この前、どっかで聞いたら「バじゃなくてジョウって言われたから、ジョウだと思ったよ~」
とまた大笑い。。。


2年生の漢字ドリルで、何回も、
「訓読みはば、音読みはジョウ」と覚えても、
生活のなかでその漢字に出会ったとき、
子どもたちは、まず、音読みか訓読みかの判断に迷います。


漢字の学習は、書き順→読み方→一文字で練習→熟語で練習
と進んでいきますが、小学校生活のなかで社会で使われている熟語を網羅するこもは不可能です。


だから、生活のなかでの学習が大事になります。

普段から、お菓子を食べるとき、スーパーで買い物をするとき、駅に行くとき、
いろいろな熟語、漢字に注目し、
1回でよいから会話の中に登場させます。

子どもは、親との会話は非常によく覚えています。
親との会話のなかで出てきた知識は、親子に記憶され、その後、ふとした時に引っ張りだすことがあれば、それが知識の定着につながります。

中学受験、高校受験されるご家庭でも、
日常生活のなかで習ったことをたくさん見つけていくことで、
後の学習がぐんと楽になります。

学校で子どもが習ったことをサラッとでよいので親が聞く。

それが日常生活のなかであったら声をかける。

ぜひこれを繰り返して、「知識の活用」を目指してください。


最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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