#13:「やりたいこと」「好きなこと」を見つけて輝く人生に変わる本3選〜ハウツー本出版コンサルによるビジネス・実用書ひとこと書評トピ
元KADOKAWAのビジネス・実用書出版プロデューサー+編集者+ビジネスコンサルタントの渡邉理香です。
もう明後日で4月ですね。
また新しいスタートを切る人も多いのではないでしょうか。
新スタートの時期になると
・今までとは違った自分でいたい
・変わりたい
・これまでずっと温めていた目標や夢に向かってスタートを切りたい
そう思われる方も多いのではないかと。
そして昨今とみに人気なキーワードが、、
>やりたいことをやる生き方
ビジネス書の世界でも、長年親しまれ続けたジャンルテーマですけど、最近改めて盛り上がっているように思います。
でも日本人は「やりたいこと」を主体的・自主的に考えられない&行動できないユニークな民族性と言いますか、そういう「文化」が醸成されているようにも思います。
だから「やりたいこと」「好きなこと」が「わからない」・・・という、私にとってはとても不思議な(失礼^^;;)発信や発言も多いですよね。
自分でモノを考える気質・文化・民族的慣習が”ほぼない””作ってこなかった””そういうの無くてもやってこれた”からこそ、「やりたいこと」迷子/「好きなこと見つからない」放浪者・・・が続々現れやすいのかと。
そんな流れの中で、ついに「やりたいことがわからない病」を改善する薬としての「本」が続々出てきています。
今回はそんなテーマの本を独断と偏見でご案内。
1、推しもおされぬ「やりたいこと発見」の決定本
言わずと知れた「やりたいこと病改善薬本」です。
この本が今の所は「決定版」でしょうね。
実はこの本は私の古巣、KADOKAWAから生まれています。編集担当者が同僚で、隣のデスクに座って仕事してました(笑。
そんなことはどーでもいいのですが、ともかくも、「売れています」。
最初はそこまでパッとしない出出しでしたけど、時代の流れと人々の潜在需要、そしてインフルエンサーによる本のシェア(口コミ)などを通して、今や30万部以上の大ヒット本に。
「やりたいこと」がヒトにとって与える影響
「やりたいこと」を見つけるまでのプロセス
「やりたいこと」が意外と見つかりづらいのはなぜか
「やりたいこと」に本当に出会う方法
これらが、濃密ながらも非常にわかりやすい文とイラストで、適切にまとめられていてまさに「売れ本」として良いプロダクツだなーって編集者目線的にも感じています。
ワークみたいなものあり「読者を行動させる」機能も持っている本なので、「春になってなんかやりたいけど今ひとつわからない」
そんなモヤモヤがあるのなら、必ず読んでおいた方がいいでしょうね。
2、売れすじWordの掛け合わせとしての「やりたいこと」本
良い意味ですけど、思わず「やるねえ〜」と唇の端が上がっちゃうコンテンツの本です。
「かくれ繊細さん」×「やりたいことを見つける」
完璧に「やりたいことが惑いやすい」ターゲット設定に、”狙ったな(^^!”感を覚える本です。
とはいえ、これは褒め言葉。
こういうのを考えるのがビジネス・実用書の編集者の仕事でもある。
だからこの本の編集者さんはかなり優秀な方とみた!
とはいえ、ダイレクトなターゲット(ペルソナ)に対し、ダイレクトなコンテンツであててきているので、これはもう
・繊細さん
・繊細さん予備軍
への訴求はテキメンです。
その意味でも、先に紹介した八木さんの本と圧倒的な「差別化」が生まれてます。
この、一見同じようなテーマを扱いながら「違いをどう出すか」というのが、編集者の企画立案の腕の見せ所でもあり、、
その違いに上手に乗ってくれて、良い原稿を執筆してもらえる著者さんの協力が最大にあって・・・良い本というのは出来上がりますね。
企画は著者さんが考えることもあるし、編集者が著者の特性やステイタスによって立案することもあるけれど、、
ビジネス・実用書の場合は原則的に
>どんな本を出すかは出版社の編集者が決めて、動く
というのが基本なので、、
この本を企画した編集者は、「いい仕事してます〜」。
とにかくも「やりたいこと発見本」の中でも、ターゲットをあえて絞りつつも需要度の高いコンテンツでまとめられているので、
”こういう内容を求めている人にはうってつけ”の本です。
「あ、八木さんの本よりこちらの方が、私向きかも」
という読者心理がある方、ぜひご購読をオススメします。
3、エビデンス/権威性という視点からまとめられた「やりたいこと発見」本
ついに「脳科学」という、これまたビジネス書のジャンルで「需要の高い」テーマを切り口に、「やりたいことを見つけようよ」という啓発本。
この本は完全に編集者が「狙って」企画したのだろうな〜と思います。
八木さんの本に乗っかって、売っていければ。それも「エビデンス」を取り入れて、より”科学的”に”やりたいこと”を証明する立て付けで。
って感じかな。
そこまで爆発的なヒットを飛ばしてはいないみたいだけど、、
エビデンス
科学的根拠
みたいなモノを求めたい読者にとっては、信ぴょう性高い内容の本にはなるのでは?
と感じますね。
切り口を変えることで、新たな市場・読者を獲得できたりもしますので、
二番煎じや三番煎じの本って、大事だったりはするんですよ。
その意味でも商業本は「ブルーオーシャン」で戦えません。
いかにレッドオーシャンの中で、新しい切り口のコンテンツを立ち上げるか。
あるいは「潜在的ではあるけど顕在化しそうなレッドオーシャンコンテンツを見つけるか」が、本作りに従事する側にとって大切なことだと思います。
ご興味あれば、読んでみるのも一興かと。
ということで!
「やりたいことを発見する」自己啓発系書籍について、独断偏見を交えてプチシェアしてみました。
ぜひご自身の特性や興味、嗜好に合った本を読んで、より良い春のスタートをきっていってください!
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