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初フルマラソン完走の感想

プロローグ

皆さんこんにちは。
ということで今回は先日行われた延岡西日本マラソン完走しましたので、その感想を綴っていきたいと思います。
終わってからよく走りきったなとじわじわ実感が湧いてきている今日この頃です。

早速本題へ。

スタート前の心境

ということで最初はスタート前の心境です。
スタート前のマインドは少し自分の中では荒れていました。
どれだけ走れるか楽しみだなという自分に対する期待と未知の世界にとびこみ完走し切れるかどうか心配だなという不安5分ごとに入れ替わるような感じでした。
ただ当たり前ですがもうやるしかなかったので、開き直ってスタートラインに立つことは出来ました。
ちなみに隣にいた志村(3年)はスタート前まで緊張するなーと珍しくボヤいていました。

スタート前の3人
笑顔が引きつっています。笑

スタート~ハーフ通過


スタートしたら人混みを掻き分けながら前の方に出ました。

そしたら丁度同じぐらいのペースで走っている人を見つけて1km過ぎに追いつき、一緒に走ることにしました。
4km過ぎたあたりで一緒に走っていた方に声を掛けられ、“5kmごと引っ張りながら一緒にいかない?”と声をかけていただきました。
私が“3′20/kmぐらいでいいですか?”と聞いたら“3′20/kmは切りたいね!”と言われ、内心驚きましたが、ここで走りながら私の目標のタイムが2:20:00切りに変わった瞬間でもありました。
ちなみに一緒に並走した方は旭化成延岡に所属する田邉さんという方でした。

5kmを通過し5~10kmは私が引っ張りました。
最初はペースに身体が上手く対応できず試行錯誤しながら走っていましたが、9kmぐらいから上手く順応できたのかなと思います。

そして10km地点を通過し初めてスペシャルドリンクを取ろうと思ったのですが、失敗して取り損ねてしまいました。
ただそんな失敗している私を見て、田邉さんが自分で取ったスペシャルドリンクを私に分け与えて下さり、給水は確保することが出来ました。

そこから15km地点に行くと榎木さんと女子マネージャー二人の姿が見えて、“給水ちゃんと取れよ!”と言われたので今度は確実にしっかりと取ることが出来ました。

そこから2人で引っ張り合いながら3′20/kmを切るタイムハーフ地点の通過をします。
ちなみにハーフ地点の通過は1:09:36でした。
このまま行けば2:20:00を切れるなと思いながら走ってました。

このような形で田邉さんと一緒に走りました
1~10kmのラップタイム
11~20kmのラップタイム

ハーフ通過~35km

ハーフ地点を通過し20~25kmまで田邉さんが引っ張って下さり、次は私の番で25kmから引っ張りましたが、そこから少し私のペースが上がってしまいます。

理由として、1つはランナーズハイの状態に入ったということ。
もう1つは、前からこぼれ落ちてくる選手の姿が見えて来たからだと思っています。

ランナーズハイ状態にはまさかの25km以降に入り、フルマラソン通しての5kmの最速ラップを後半である25~30km地点で叩き出しました。
この5kmは16′14だったので3′15/kmを切るペースで走っていて、逆にペースを抑えることが出来ませんでした。
そのうえ後半に差し掛かってきたので、前から苦しくなってきた選手が何名か長い直線で見えてきて、追いつきたいなという気持ちを抑えきれませんでした。

そこでペースを上げてしまったこともあり、田邉さんから“そのまま行っていいよ”と声を掛けて頂き、25kmからは完全に一人旅が始まりました。
25~30kmは快調に行き、その勢いのまま未知の領域である30km以降の世界に突入します。

私は人生で30km以上の距離を走ったことがなかったので、少しビビりながらもこのまま行くしかないと腹を括って走りました。

32kmまで順調でしたが、32~33kmがダラダラと些かな上り坂になっていて残り10kmに差し掛かった所で若干苦しくなってきます。
それでも30~35kmのラップタイムはそこまで悪くなく走ることが出来ましたが、35kmの給水を取ってからとうとうツケが回ってきます。

これは折り返しで反対側を走っていた
甲斐(4年)に声をかけられて反応しているシーン。
21~30kmのラップタイム
31~35kmのラップタイム

35km~ゴール

35kmの給水を取って水を頭にかけてから明らかに走り自体が固まり始めてきました。
それまではジョギングのように走れた同じペースでも、を入れないと今までのペースを維持できなくなり始め、更にそれまで全く感じなかったも感じるようになり負のスパイラル状態に入ります。

35~39kmまで精一杯の力を振り絞りなんとか3′20/km前後のペースで走りましたが、40km地点で遂に3′20/kmを超えてしまいます。
あと2.195kmという短い距離ですが、“なんで40kmで終わりじゃねぇんだよ、余分な距離付け加えやがって”と思いながら走っていました。笑

41km地点最大の山場である橋の上り坂を体全身を使って走り、さぁここからラストスパートというときに、今度は手足が痙攣し始めて完全にエネルギー切れ状態になりました。
意識がもうろうとする中でしたが、橋を下り切ると、後輩達が応援してくれて今ある力を振り絞りラストスパートをかけて、何とかゴールまで辿り着きました。
43kmあったら全身に痙攣が回ってきてたなという感じがしたので危なかったです。笑

そしてゴールタイムは2:19:23。
前回のnoteに綴った新谷選手のタイムを1秒上回るタイムでゴールすることが出来ました。
自分自身でもほぼ設定通りに走れてゴールタイマーが見えたときは驚きましたね。笑
後半のハーフマラソンのタイムが1:09:47だったので、ほぼ一定のタイムで走り切ることができました。

こうして私の初フルマラソンは幕を閉じました。

ガッツポーズでゴールしようとしましたが
腕が上がりませんでした。笑
36~ゴールのラップタイム
自動ラップなので誤差があります。

ゴール後の身体の状態

最後はゴール後の身体の状態です。
フルマラソンをゴールした後、動画でも見てわかるようにヘロヘロになっていました。
自分の足で立っている感覚がしなくて、とにかくしんどかったです。

靴下を脱ぐと右足の裏にどデカいマメができていて、走っている途中から少しそんな感じを察していたのでやっぱりなと思いました。

そして個人的に特にしんどかったのは内臓疲労と筋肉痛でした。
大体11:00頃ゴールし、少し間を置いてから昼食を摂ろうとしましたが、全く食欲が湧かず内臓を常に圧迫されているような状態になりました。
落ち着いてから消化に良いものを食べた後にベッドで横になりましたが、中々落ち着かずにソワソワしていました。
10分ごとに苦しい波が何度も来て、ひたすら耐えるという時間を5時間程度過ごし、ある意味フルマラソンを走ることと同等レベルでしんどかったですね…。
ただ、良かった点として内臓疲労はその日の夜には収まりました。

筋肉痛に関しては、マラソン完走後からずっと取れません。笑
歩こうと思えば歩けて、走ろうと思えば走れますが出来れば何もしたくないです。

そして一番の天敵が階段です。
上りよりも下りがキツくて、下る度に太腿が悲鳴を上げます。
なので、最近はエスカレーターエレベーター重宝して過ごしています。笑
最後の最後に今まで経験したことないダメージを経験出来ていますが、一日でも早く取れて欲しいです。

マラソンの翌日、一足先に志村と共に宮崎を後にしました。

エピローグ

ということで以上で終えたいと思います。
中学生2年生のときに初めて1500mで5′00を切り大喜びしていましたが、8年後には42.195kmをこのペースで走れるまで成長するとは思っていませんでした。
私自身の競技人生最後のレースは、奇跡的に目標通りに走ることが出来て、有終の美を飾ることが出来ました。

個人的にフルマラソンに最も必要な要素は集中力なのかなと思います。
他にももちろん練習メンタルなど沢山必要な要素はあるのですが、後半苦しくなってきてからここぞというときのに集中力を研ぎ澄ますことができたので、初マラソンの中でも上手く走れたのかなと思っています。

最後に今回のフルマラソンでの一番の思い出はスタートして1km過ぎあたりで、榎木さん“利希也あと41kmだぞ!”と言われたことです。笑
走ってる途中に聞こえてきて、誰かやばいこと言ってる奴いるわと思っていましたが、まさかの榎木さんでした。
榎木さんのお茶目な一面を見れたのでそこは許すことにしたいと思います。

以上で終わりたいと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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