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『#春から立教』4話

本選では、予選を通過したほんの数チームだけが、タッカーホールに集まったGL101の受講生全員の前でプレゼンできる。そのため、どのチームも本選に出場することを目標にして、自分たちの提案を磨いてきた。

緊張の本選出場チーム発表。
そこに自分たちのチームの名前はなかった。
これまで頑張ってきたのに選ばれなかった。悔しい。涙も溢れてきた。

予選を通過したチームは、実現可能性が高く新しいもの同士を掛け合わせて斬新な発想をしており、確かにすごかった。

でも、自分のチームも負けてないと思うんだよなぁ……
僕達は、全力で考え、話し合い、ぶつかり、楽しんだ。
そこに悔いはない。
そこだけは絶対に、舞台の上のチームに負けていない!

コースリーダーの先生も
「みんなの前に立って発表できるチームとそうでないチームがあるけれど、前に立つチームばかりがすごいとは思わないで欲しい。君達はひとりひとり、君達自身のリーダーシップをこれまで発揮してきたはずだ。まずはそこを自分自身や仲間同士で認めあってほしい。」
と言ってくれた。

数日後の振り返りでは、SAさんが
「野菜を育てて終わらず、調理までちゃんとしよう。」
と教えてくれた。

僕達は半年間、実経験として仲間とプラン作成に全力で取り組んできた。本選を終えた今、そこで燃え尽きてしまっては、育ててきた野菜をそのまま枯らすのと同じなのだ。
育てた野菜の特徴や良さを、どうやったらその料理に活かせるかを考え向き合うまでが、本当の振り返りなんだ。

GL101を受講しはじめたばかりの自分と比べると、自己理解が深まり、他者を理解することもできるようになった。
グループの中で、自分がどんな風に活躍できるのかが分かって、自信もついた。

GL101を受講できて良かった。

はじめはよく分からないまま参加していた授業も、回を重ねるにつれ、いつの間にかのめり込んでいた!他者と一緒に取り組む中で、自分らしさや自分の軸に気付けた。
最初は、自分にリーダーシップなんてないと思っていたけど、そうじゃないんだ!
自分らしさをチームのために使うことが、僕のリーダーシップなんだ。
これからもありのままの自分で頑張ってこう!

コラム
こんにちは〜!ここまで読んでくれてありがとう!
第1話に引き続き、GL101SAのかのです。
最初とは見違える主人公の成長に私もびっくりしています。
さて、今回の主人公のように、GL101では心に残る素敵な言葉にたくさん触れることができます。
私たちSAも、これまで実際に印象的だった言葉がたくさんあったので、いくつか紹介しますね。

・本気の法則
壁に向かって、力を抜いてボールを投げたら、跳ね返りは小さい。本気で力強く投げたら、跳ね返りは大きい。人生も同じ。100%本気を出していない物事から得られるものは小さい。だから、成長したければ、常に本気で生きようか。

・本選の後に「ご迷惑もたくさんおかけしてしまいましたが、本当にありがとうございました」と言ったら、先生から「君たちは迷惑をかけてでも学ぶ権利があるよ」と言われたこと

みんな本気で取り組んでいるからこそ、本気でかけてもらえる熱い言葉がたくさんありました!聞いているだけでも「とても素敵だな〜」と思いましたが、実際の自分の頑張りに対して、実際にかけてもらった言葉たちはきっとみんなにとって、もっともっと意味ある大切なものになって、ふとした時みんなを支えてくれる柱になるんだろうなと感じました!

これを読んでくれているみんなにも、ぜひこんな素敵な言葉たちに出会ってもらいたいです!

次の更新の予定は3/30頃です。ぜひお楽しみに👋