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ギリシャリクガメのふるさと:ヨルダン【リクガメのふるさと道の駅】

「ギリシャリクガメ」と聞いて、
「ヨーロッパのギリシャに住んでいるリクガメなのかな?」と思うかもしれません。

「ギリシャリクガメ」kadokadoバロンさん宅のバロンさんです。

ギリシャリクガメ とは、北アフリカ~中東地域に生息するリクガメ科チチュウカイリクガメ属のリクガメです。
甲羅模様がギリシャ織に似ていることが名前の由来です。

ゾウガメの貯金箱(左)と一緒にひなたぼっこをするギリシャリクガメのバロンさん(右)。

可愛い…!癒しです…

よーくみると、顔を右に向けて寝てるのがわかります。
脚もでろーんと伸ばしていて、リラックスしていますね。

今日は、そんなギリシャリクガメのふるさとのひとつ、
ヨルダンについてご紹介します。

「自然と歴史の宝庫」ヨルダン

「ヨルダン」と聞いて、どんなイメージがあるでしょうか?

首都アンマンの街並み。左に見えるのはヨルダンの国旗


そもそもどこにある…?という方も多いかもしれません。

ヨルダンは、中東地域に位置する、国土は日本の約4分の1ほどの大きさの国です。

日本にいるとイメージがわきにくいヨルダンですが、
有名な観光地もたくさんあります

ペトラ遺跡:映画『インディ・ジョーンズ』の舞台としても有名

人と比べると、その大きさにびっくり!

切り立つ大岩の中に築かれた大都市で、1985年に世界遺産に登録、2007年には新・世界七不思議に選出されています。

ラクダもいました

・死海:塩分濃度が高いため、体が海面に自然に浮かぶ湖です。
海面下392メートルと、地球上では最も低い土地にあることでも有名です。

海水の塩分比率が約3%なのに対し、死海では約30%もあり、
そのためほとんどの生物が生息できないことから死海(Dead Sea)と呼ばれています。

「Dead Sea」のインパクトすごい…

この写真は、自分でぷかぷか浮きながら撮った写真ですが、
浮き輪もないのに水面に浮いていられるんです!
東側をヨルダン、西側をイスラエルに接しているので、
この写真を見ると、遠くには対岸のイスラエルがうっすらと見えています。
ちなみに、この後、バランスを崩して溺れました(近くの人に助けてもらいました。)

スマホを守ろうとして溺れましたが、水が本当にしょっぱかったです…

ヨルダンは、西部をパレスチナと接しています。
世界史で軽く触れたかもしれませんが、第一次中東戦争の結果、
ヨルダンは後に西岸地区と呼ばれる、旧委任統治パレスチナの中心地域を併合したのです。
そのため、難民を含む多くのパレスチナ人人口を抱えることとなりました。

約38万人に過ぎなかったヨルダンの人口は約3倍に増え、パレスチナ系住民(難民を含む)が人口の約7割以上を占めた結果
戦争以前からの居住者がマイノリティになりました。
さらに、シリア危機以降には、130万人以上のシリア難民が流入しました。

このように、ヨルダンでは、
ルーツの異なる人たちが「ヨルダン国民」として、また難民として生活をともにしているのです。

現地に行くと市場探検が楽しいです。
たくさんの果物屋さん。
女性用のスカーフ(ヒジャーブ)が売っていました。
最初、人かと思ってびびりました。
夜の首都アンマン。都会なところは都会です!

ヨルダンの気候

インディジョーンズってことは、砂漠…?
と、なかなかイメージのつかないヨルダンの気候。
もちろん場所によって大きく異なりますが、首都アンマンの気候をみてみましょう。

四季があるが、春と秋が非常に短い。冬場は雪が降ることもある。
1年を通して乾燥している。砂漠は1日の気温の変化が激しいので注意。

「ヨルダンの天気&服装ナビ」https://www.arukikata.co.jp/weather/JO/

こうみると、東京の平均気温と、ヨルダンの首都アンマンとはほぼ同じというのも面白いですね!
私が夏場に訪れた感覚では、空気が乾燥しているので、日本の夏とは大きく異なる印象です。

グラフをみると、降水量が少なく、乾燥した地域だということがよくわかります。

ヨルダンにまつわる好きなもの「tribalogy」


とにかく、まずは見てください。

可愛い!!刺繍の模様や色合いがおしゃれ!!

こんな素敵なラップトップケースも!

こんな可愛い刺繍のクッションカバーも!

このブランドは、日本人デザイナーのメイさんという方が立ち上げ、ヨルダンに住むシリア難民や貧困層の女性たちの手で作られたデザイン商品です。
一針一針、丁寧に手で作ったパレスチナ刺繍などを取り入れたバッグや化粧ポーチ、またはクッションやキーホルダーなどといった、様々なプロダクトが揃っています。

私がこのブランドを知ったきっかけは、現地でシリア難民や貧困層の方々と活動している団体がある、というところでした。
しかし、いただいたプロダクトパンフレットを見て、
援助という気持ちより、
可愛いから買う!素敵だから買う!という気持ちになりました。
デザインの大ファンで、理念にも共感しており、
自分自身や友人のプレゼントとして購入しています。
(もちろん、援助しよう!という気持ちを否定しているわけではないです!)

私はヨルダン現地で購入しましたが、
こちらのオンラインショップで、日本でも商品を買えるようです。
(今回知ることができて嬉しかったです)

お気に入りのものから、ヨルダンやパレスチナ、シリアの方々と遠くつながっていると、
忙しい日々で忘れられがちな方々を想い出すことができて、
私にとっては幸福なことだなあと思います。

現地の男性をイメージしたポーチ。かわいい。

おすすめ動画

暖かそうな日向で、手のひょこひょこしている動きや、
まったりと脚を伸ばしている姿にほっこりします。
kadokadoバロンさんは、
わが家のヘルマンリクガメのダイナをお迎えした時から拝見していて、
ギリシャリクガメってこんな様子なんだねえと元気(と笑い)をもらっていました。
バロンさんの本領発揮(!?)の様子は、
いつか書く「ギリシャリクガメ×モロッコ編」で…!
(気になる方はぜひバロンさんYouTubeチャンネルで動画を見てみてください!)

ということで、今日はギリシャリクガメ×ヨルダンの紹介でした!
明日はいよいよGW連載企画の最後です。
また次の国でお会いしましょう!

リクガメのごはん屋さん

ヨルダンでの滞在エピソードはこちら。

今回のモデルさん:kadokadoバロンさん宅のバロンさん

参考文献
地球の歩き方「ヨルダンの天気&服装ナビ」https://www.arukikata.co.jp/weather/JO/

外務省「ヨルダン 基礎データ」https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/jordan/data.html

クラブログ「【中近東・ヨルダン】一度は行ってみたい!世界遺産ペトラ遺跡と死海での浮遊体験をご紹介!https://clublog.club-t.com/_ct/17373540

今井静「現代ヨルダンとパレスチナ問題」https://kias.asafas.kyoto-u.ac.jp/1st_period/contents/pdf/kb3_1/27imai.pdf

小家山仁「カメの気持ちと飼い方がわかる本」(2017)主婦の友社


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