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雨とコーヒー

メモ替わりにもう何年もEverNoteを使っている。
多分1桁年では足りないくらい。
その中に「Cafe」というノートブックがあって、いつか行ってみたいカフェが集めてある。
そういえばこのお店、ずっと行ってみたかったのにまだ行っていない。
場所だってそう遠くないし行ってみようか。
気候も良くなったし、治療が始まったら次はいつになるかわからない。
すっかりピクニック気分で日曜日は早起き。カーテンを開けると台風のような雨と風。
えー、昨日はあんなにいい天気だったのに…
愚痴ってみたところでどうしようもない。
また今度にすればいいのにと思いつつも、今日でなければもう行けないようなが気がして雨の中行くことにした。


川崎市の登戸にあるFUGLEN COFFEE ROASTERS TOKYO
口コミなどを見ると満席で入れないことも多いらしい。
外国から観光客も来てるみたいだ。どこかのガイドブックにでも載っているんだろうか。
でも今日は暴風雨のせいか空いていた。
怪我の功名だね。
コーヒーは酸味強め。酸っぱいコーヒーは苦手だけど、ここのコーヒーは飲みやすくておいしかった。


見晴らしの良い窓からは多摩川を渡る南武線が見える。
あの電車に乗って多摩川を渡ったことも何度かある。カフェからだと電車はものすごくゆっくり走っているように見える。
乗っていた時はそんな風には思わなかったのに。
不思議だなあ。

お洒落で洗練された店内。
すごいなあと感心してしまうけど、アメリカのダイナーみたいなくたびれた感じもいいよなとふと思ってしまう。
洋画とか見てると、ちょっとした間合いに良くダイナーが出てくる。
「グロリア」とか「ボディガード」とか「パルプフィクション」とか。
ちょっと古いか…
ああいうのもいいな。
日本のファミレスも味があって好きなんだけど、やっぱりちょっと違う気がする。
日本だと喫茶店とかになるんだろうか。
だけど喫茶店は初見さんだと意外と敷居が高かったりする。


登戸はドラえもんミュージアムや岡本太郎美術館もあるエリア。晴れていたら行きたかった。
多摩川沿いを写真でも撮りながらふらふら散歩するのも楽しそうだ。
駅では小学生ぐらいの男の子が「ドラえもんのどこでもドアが欲しい!」と言って、父親が「あー、どこでもドア欲しいよね」といかにもな会話をしていた。


私だったら何が欲しいかなあ。
今週末は一ヶ月ぶりの検査。やっぱりちょっと怖い。