こんにちは、国武凜です。
今回は「論理はバカがすること」というなんとも口の悪いテーマで、最近自分が「なるほど！」と思ったことをつらつらとかいていこうかなと思います。よろしくお願いします！


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では本題です。
まずはこちらの動画をご覧ください↓↓

・ルールを作るのはアホがすること？なぜ人はルールを増やしてしまうのか【猪子寿之×三戸政和×堀江貴文】
https://www.youtube.com/watch?v=XntRnOOGxVc


僕のnoteを読むよりこの動画をご覧いただく方が100倍ためになるので、ぜひこの記事を読むのをストップして動画をご覧いただきたいのですが…

この動画の中でチームラボ猪子さんはこんなことを仰っていました。

「論理はバカがすること」

今回の記事のテーマはここからきています。

・猪子寿之さんのTwitter
https://twitter.com/inoko21

僕はこの発言の真意がマジでよくわからなくて、ずっと頭の片隅に引っかかってました。
論理って一見頭のいい人しかできないことだと思いませんか？お偉いさんの口癖って「論理的に話せ」だったり「論理的思考力を鍛えろ」だったりするじゃないですか？（笑）自分自身も論理的思考力みたいな本を何冊か買って読んだことがあるぐらいに「論理思考」に強い憧れがあるし、何より論理的な人って説得力もあって天才に見えますよね？ね？
僕は今でも論理というものの力を信じていますが、なぜ猪子さんはこんな発言をされたのか？そのことをこの動画のコメント欄で優しい方が教えてくれました。その方のコメントを丸々引用させていただきます。

『論理は突き詰めると答えというものがあるので選択肢が限定されると思うのですが、非論理は答えがないので自由なのだと思います。そして答えのない世界や限定されていない世界からイノベーションは生まれるのだと思います。論理で考えると説明のつかないことが受け入れられなくなります。それはアートや音楽や文学が楽しめなくなるということです。自己啓発の本は論理的ですが、文学は非論理的です。論理は構築ですが、非論理は脱構築です。論理で考えると猪子さんの言ったことが受け入れられません。しかし論理を無視すると猪子さんの言ったことの意味がわからなくても受け入れられるようになります。アートや音楽や文学の世界では太陽は西から昇り、空からピアノの音が降ってくるのです。』

マジで脱帽です。コメントしてくださった方、本当にありがとうございます。

このコメントが全てを物語っているのですが、たとえば前例踏襲が大好きな方なんかはまさにこれですよね。過去の事例やデータから分析して論理的に判断する。前例にないことは未知の領域なので論理的に考えるにしても限界がある。あまり大胆なことをすることを好まない。
論理はいつだってベターなアンサーを僕らに提示してくれるかもしれないが、それがベストであるかはわからない。スティーブ・ジョブスさんなんかは、周りの人間になんと言われようと自分を貫き、未知の領域からスマートフォンという革新的商品を生み出した、まさに脱論理なイノベーターであるといえるでしょう。

猪子さんが本当にこの意味で「論理はバカがすること」と仰ったのかは分かりませんが、だとしてもこのコメントから学べることはたくさんあります。

一方で、猪子さんの発言や引用させていただいたコメントの内容は誤解を生みやすいなあとも思いました。つまり、「脱論理でいけ」と結論付けてしまう人がいるかも、という危惧なのですが、今回の話は多分世界的に有名な画家のように考えろということと同じような気がしてて、つまり「論理を突き詰めてから論理を破壊しろ」というのがベストな解釈の仕方なんじゃないかなあと感じています。

論理を無視してイノベーションが生まれることはないことはないと思うのですが、それは一つの地点に雷が500回連続で落ちるのと同じぐらい低確率な気がしています。
確かピカソだったかな？誰もが知っている有名な画家さんは、一見誰でも描けるような絵を描いて有名になりましたが、実はその絵は彼にしか描けない最高峰のものであり、それは絵を描く際のセオリーの全てを理解し会得した上でそれらを破壊することで成り立ったマスターピースだそうです。今回の話もそれと同じような感じがしていて、単に「論理はバカがすることなのか！じゃあ論理的思考やめよー！」と考えた人から死ぬような気がします。むしろ、論理というものを突き詰めた上で、しかしそれだけだと限られた選択肢のなかでしか生きていけないバカになっちゃうから、大事なのは「適度に論理を無視・破壊する能力」なのかなと思いました。そこらじゅうに仕掛けられている地雷を潰し、おかげで何もない更地に大きな家を建てることができることと同じだと思ってます。

論理はバカがすることだという言葉をよく考え、適度に論理を無視する能力を鍛えようというのが、今回の記事の主張でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた。

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