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私のイチオシ「海外から見たゆるキャラと妖怪のポッドキャスト」

こんにちは。アライ@翻訳です。
(音声版でも配信しています。リンクはこちら

今回はおすすめポッドキャストの一押しエピソードのご紹介です。テーマは「海外から見たゆるキャラと妖怪のポッドキャスト」です。

1. 番組紹介


番組タイトルは「99% Invisible (99%インビジブル)」

Design is everywhere in our lives, perhaps most importantly in the places where we've just stopped noticing. 99% Invisible is a weekly exploration of the process and power of design and architecture. From award winning producer Roman Mars.
デザインは私たちの生活のいたるところにあって、しかも気がついていない所にまで存在している事が重要なのかもしれません。「99% Invisible」では毎週、デザインと建築が持つ力とプロセスについて探求していきます。 受賞歴のあるプロデューサー、ローマン・マーズの作品です。

この番組は、普段人がなかなか気に止めないようなデザインや建築をテーマ取り上げた、30分~1時間ほどの週刊ポッドキャスト番組です。
今までに400以上ものエピソードがある長寿番組でもあり、プロデューサー兼パーソナリティーであるローマン・マーズは、TED talkにも登壇した経験があります。

またこの番組、独立系ポッドキャスト(企業やポッドキャスト制作専門会社がバックボーンにいないタイプ)の中でも録音や構成の質も高く、クラウドファンディングで資金を調達するなど、リスナーからの応援も熱い番組の1つです。

2. 一押しエピソード あらすじ

では、今回のエピソードの簡単なあらすじです。

エピソードのタイトルは「Return of the Yokai」、なんと日本のゆるキャラと妖怪がテーマです。

コロナ禍で「アマビエ」という妖怪が脚光を浴び、日本全国にあるご当地キャラがアマビエに変装している写真がTwitterで話題になっている事象を取り上げています。

本編では「マスコット(mascot)」という言葉が使われていますが、そもそも、ゆるキャラの存在自体が日本特有の文化でもあり、それに加えて何百年と日本人の生活に寄り添ってきたとも言える妖怪の存在が加わって、なんとも歴史を紐解くような内容です。

どうしてゆるキャラが誕生したのか?
妖怪とは何だったのか?
日本人の言動の根底にある神道が、日々の生活のなかにどうデザインされてきたのか?

この番組ならではの切り口で語られているエピソードです。

3. おすすめポイント

今回のおすすめポイントは3つ。

①パーソナリティーの声が良すぎ
②海外視点の日本が聴ける
③妖怪の歴史が単純に面白い

パーソナリティーのローマンの声、めちゃくちゃスムーズでいいんです。好みもあるかもしれませんが、私の場合時々心地よすぎて、興味の薄いテーマだと聞き流して睡眠導入剤になってしまうんですが、こんなに癖がなく押し付けがましくない声、ナレーションにはぴったりだといつも聴きながら感じています。

また今回は日本文化がテーマなだけに、海外視点でどう日本が捉えられているかが垣間見えるエピソードでもあります。
アメリカでマスコットと言えば、スポーツ観戦の時に登場するものや、映画に出てくるものぐらいで、日本の様に各県にキャラクターが存在したり、図書館や病院、スーパーにもいたりして、マスコットの使われ方が国で全く違います。

また、エピソード内で出てくる妖怪の歴史も単純に面白く、個人的にはここをもっと深堀して、D&D(ドンジョンズ&ドラゴンズ)というアメリカで70年代から人気を博した卓上RPGゲームなどのモンスターなどの比較をしても面白かったなぁ、と思ったりしながら聴いていました。

日本文化を取り上げたポッドキャストって、なかなかそう多くはないんですが、テーマがテーマなだけにネイティブじゃなくても内容が理解しやすいので、英語学習にも優しい内容だと思います。

海外視点でみるゆるキャラと妖怪の世界。気になった方は是非、会社の帰り道にでも聴いてみてください。

それでは、次回のnoteで。


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