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鬱になりかけても、会社での居場所を失っても、私の居場所は自分で見つけていくしかないと思ったこと。

こんばんは。Rinco Koyamaです。
突然の重いタイトルでごめんなさい。



皆さんに大切なご報告があります。

と、いうほど畏まったものでもないのですが、


ついに独立しまーす!


「軽ッ」なノリですみません。
9月よりフリーになります。よろしくお願いします。




そんな風に書いてはみたものの、周りの人たちのように
すごい特別な学歴があるわけでもなく、知識があるわけでもなく、
大した技術もなく、ほぼ情熱だけで写真を撮ってきた身としては

「ええ?この人、フリーになるっていってるけど大丈夫なの?」なんて思われるかもしれませんね。

そもそも、私は「フリーランス」という道は最初から選ばないつもりでした。
でも、ずっと心の奥では憧れ続けていたのでしょうね。

これまでの私は、本業で「食」に携わってきました。
自分が開発したものが、多くの人に届いてそれが喜んでもらえる。
見えない相手のことではありますが、「こんな味にしたらどうだろう」「こんなシーンで飲んでもらえるのかな」「きっとギフトにするならこんな感じ」といった、
イメージを膨らませて、それを形にして。
そういう、「商品開発」という仕事が大好きでした。

大変なことはたくさんあるけど、自分が作ったものが多くの人を喜ばせることができると思うと「頑張った甲斐があったな」と思えるのです。

できることなら私は「食」に携わる仕事も続けていきたかった。

もちろん、写真家としてお仕事をいただくことも誇りに思っていて
本業の「1つの商品で多くの人を幸せにすること」と
写真業での「目の前の人の幸せな顔を撮ること」は、どこか似ているのかなと思っていました。

私の中での軸にあるのは、いつでも「自分の創造したもので人を喜ばせたい」ということでした。

本当に、大好きな仕事でした。

そんな中、幸せに思えた時間は、あっという間にガラガラと崩れ落ちていきます。
コロナ禍で取り巻く環境や生活は一変しました。
信頼していた先輩や上司がどんどん退職し、
同僚と共に不安な日々を送りながらも、「頑張ろうね」「なんとかなるよ」と
励まし合って頑張ろうとしていた時でした。

「会社の引越しがあります。あなたたちはフリースペースを使用してください。」
「異動先の希望があれば来週までに言ってください」

新しい上司から、長い前置きの後に告げられた言葉。
最初はまったく理解が追いつきませんでした。

同僚に「え?今の意味、わかりました?」とZoomが終わった後に聞いてしまったほどです。

つまり、会社の方針で「部署ごと」なくなることになったのです。
(正確には、地方にある本社に異動しなければ同じ仕事はさせてもらえないということでした)

まさに青天の霹靂でした。
結婚したばかりで、夫を残して地方へ転勤は難しく。
もちろん「異動」という選択をして会社に残る道も考えました。

「異動」「退職」「転職」など、毎日さまざまな考えが頭の中を巡り、
本当に眠れない日々が続いた時は、産業医の先生に「心療内科に行った方がいいかもしれないです、休職も検討されてください」と言われていました。

「休職」という選択まで追い込まれた時、このまま決断せずにいることは、
自分の人生にとって「チャンスを逃すことになる」のではと思ったのです。

改めて「私のやりたいことって何なの?」と立ち返った時に「私が創るもので人を喜ばせたい」という気持ちには変わりありませんでした。

これまで「フリーになる」ということを考えていなかった私が
まるで、運命に導かれるように「そのように進む道」が用意されているような気がして、

「人生一度きりだし、やってみようか」とこのタイミングでの決断となりました。

運命というのは、不思議です。

悪いことがたくさん重なって、最悪に向かっていくかと思いきや
今は、「どんなことをしようかな」と色々と考えていく方が楽しいのです。

独立の準備は、旅の準備に似ていて
緊張感もあるし、高揚したような気持ちでもあるし。

今は、「やりたいことが思い切りできる」という気持ちで
前に進もうとしています。

腹を括った女は、強いです。笑

色々と書かせていただきましたが、もう一つ始めたことがあります。

いろいろあって写真をお休みしていた期間、
小学生の頃からの趣味だった「タロット占い」も何か形にすることができないかなと細々と活動を続けていたところ、とある占いの館からお声がけいただきました。

オーディションを受けたことをきっかけに、なんと「プロの占い師」として雇っていただくことになりました。
(何やってんの?!という声が聞こえてきそうですが。笑)

「好きなことを極めよう」ということで、占いも日々勉強しています。
そういった意味合いでも「人の幸せを願う」お手伝いができたらと思っています。

写真業と占い業。
なかなか、尖った道を選んだなと思います。

外側の「あなた」と内側の「あなた」を両方見ることができる。

そんなフォトグラファーは私しかいないのかも?と思うと
ちょっと誇らしく思えるような気がします。

撮影もしますし、占えます。
お会いする方の手相、どんどん拝見させていただきたいです。

と、いうことで「占いもできるフォトグラファー」としても
以後、お見知り置きいただけると嬉しいです。

どっちも好きなので、両方極めます!というのが私のスタイル。
いろんな面があるから、人間って面白いんですよね。

写真を撮りながら世界を飛び回りたいという夢は諦めてないし、
出会った人を占って「その人の内面を映し出すポートレート」なんかも
素敵だなと想像を膨らませたり。

ほぼノープランのまま、「楽しそうなこと」めがけて毎日を生きる。

「なんか、面白そうなことやってるな」と思ったら
これからも応援していただけると嬉しいです!

今後とも、フリーランスとなる「Rinco Koyama」をよろしくお願いいたします。

Rinco Koyama

サポートいただいたら、フィルムや現像代、元気を出すためにドーナッツ代とさせていただきます🍩