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春の水たまり / Ayurveda

アーユルヴェーダの考えから春について‥

春はカパ、つまり『水』の要素が強く出やすい
例えば、身体の重たさやだるさにむくみ、眠気が出やすい季節
と言っても「どんな症状で身体が伝えてきてくれるか」は、個体によってエネルギーバランスが違うのと、暮らしている地域の気候、その人の年齢など、それぞれである

自然界がエレメントで構成され、一瞬も同じ状態はなく環境が変化しているように、私たちの体調という内側の環境も風、火、水というエネルギーを休むことなく働かせながら生きているということを前提に進めてみよう

毎年冬の間の数ヶ月は、お正月やらなんやらと、ハレの食事の機会も多く、たのしいし美味しいし嬉しいし、それはとっても大切なひととき
楽しい会に後片付けがつきもののように、たらふく食べた後にできたらいいのが体のお掃除
とはいえとはいえ、なかなか改めてやろうとはならないもので、歯磨きやお風呂、下ゴケとりや、白湯を飲むことくらい。それがわたしの現状。

しかし、消化されずに体内に溜まってしまうものもあって、それらが粘液となって経路を塞いだり、弱い器官の機能が低下することで不快な症状が起こることもあるあるで、春は毎年理由のわからないぷつぷつ湿疹が肩や腕に現れる。自分はなったことがないけれど、花粉症もその類なのでしょう

その大元は消化がうまくいっていないこと。アーユルヴェーダではそう考えることができ、余分なものが体内に残らず動きがスムーズであれば良いので、消化がうまくいっているか、お便りの具合はどうかも氣にかけながら、必要があれば一定期間、少食にしたり食から意識を放してみたり、消化に負担がかからない食事を選んでいくこと
慣れないうちは抵抗があるかもしれないが、それも思い込みの一つだったりもして、実際体のリセットができた時の爽快感や生命力がみなぎる感覚は、大掃除の後の充足感のようなのです

そもそも消化という機能ってものがとっても繊細!
美味しい美味しいと目の前のものを体内に入れ込んでいるわたしたちだけれど、食物の栄養を体内に取り込むために、本来の形からミクロのレベルにまでカタチを変えて分解してくれているわけだし、そんなすごいことを内蔵は請け負ってくれているのです
そう思うと、もう少しでもお休みの日をとってもらいたくなるものですね

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そう、そもそもわたし自身が、体内に粘液が滞留しやすいタイプ
季節の変わり目には鼻や喉が、まるで乾ききらない水たまりのような状態になるパターンを持っているのでした
では、水たまりってどうしたらいい?
アーユルヴェーダ、自然界の観点に照らし合わせてみよう

カラカラの晴天の日が続くと、地面や木の中に溜まっていた水が乾いていく そのように、人間にとっても太陽の下で活動する時間を増やしたり、内側から燃やすように運動を取り入れていくこと
そうしていくと、水の性質も乾いてきてバランスを取り戻していくのです
ということは、運動不足の割に食べ過ぎているとしたら本末転倒
もしやわたしはその傾向が強いのかもしれないなと思う

食べ物で調整するとしたら、黒胡椒やしょうがやウコンなど、内側から温まるスパイスを取り入れていくことも有効
けれどこれは、体質によってうまく合うものを見つけていく必要があるし、元々 熱い性質を多く持つ人の場合は少し違ってくる

ひとりひとり違いがある性質
自分が自分を知っていることが必要になるし、知っていくことで、本当の自分を生かしていく一歩にもなるのだと思います

本当の我になることで和がうまれ まあるい環になっていく
丁寧に暮らし 細やかな波を放ちながら調和の世界を拡大していこう✨

6月のリトリートも募集も始まりました〜

夏至の翌日、
「EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」さんで、アーユルヴェーダのセルフケア『ディナチャリア』を軸に、沖縄ハーブのある暮らしという体験型リトリートが開催されます
わたしは夕食を参加者の方々にデモンストレーションしながら一緒に作りたいと思っています

ぜひチェックしてみてくださいね!
残席残りわずかです✴︎

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