見出し画像

地域リーグや大学リーグに属さず独立リーグに所属したフットサル部マネージャーの感想。地域アマチュアスポーツの難しさ。※全文無料で読めます。

山梨県大月市にある市立大月。我が大学フットサル部は今季から市内カップ戦(年間最高3試合)だけでなく、山梨簿記学院リーガステラという山梨で参加クラブ公私リーグ合わせてもNo.1を誇る私設リーグに加盟した。理由は試合をこなせ、出費も少なく設定してくれたからである。

ちなみに以下の文は、公設リーグの方が「100倍 環境もシステムもレベルもいい」という前提の素、読んでいただきたい。

公設リーグのデメリット(社会人リーグ編)

我々は田舎の市立大学。いくら掛け合っても部費もサポートも増やしてくれない。そう、一生名目上は「部」に昇格できない「同好会」なのである。年支給額は3万。正直ボール買って練習場確保したらそれだけで終わる。ユニフォーム、遠征費、リーグ加盟費、、、ざっと見積ってもお金がかかるのは分かる。これを田舎の貧乏学生が実費でやらなければならないのだ、、、。

山梨県フットサルリーグに加盟する南アルプス市がホームタウンの まる壱アヴァンツァーレの会長 田中さんの話によればこれを県に加盟するとなると「年間〇百万単位で金がかかる。」ということだった。サッカー特にフットサルなんて金のかからない競技と思われがちだが、そうはいかないのである、、、。実際山梨県リーグは郡内地方、国中地方と大きく2つの地域にわかれており東西南北 山の中の国ということもあり、本当にどこへも遠征しにくい。

市町村入り 郡内と国中

※画像引用 山梨に移住しましたブログより

特に甲府開催や韮崎開催がスタンダードなこの山梨スポーツの世界。昨年まで県リーグにいた猛烈甲斐はホームが郡内地方の山中湖村。ここもまた遠征費等の問題で今年から加盟していない。

社会人ですらこの資金難な状況に我々貧乏大学の貧乏学生がどう立ち向かえるのであろうか、、、。

公設リーグのデメリット(大学リーグ編)

2つ目の手 大学リーグに加盟する。という手がある。こちらも山梨県では厳しく、サッカーでは以下のような構図となっている。

東京都大学リーグへ加盟→山梨学院大学、山梨大学、都留文科大学
山梨県社会人リーグへ加盟→山梨学院大学、健康科学大学
フットサル→対外試合をしないエンジョイ志向のサークルがインカレや都留文科大学にあるに留まる。

見ての通りこの立地では大学フットサル部は生きていけない状況なのである。なのでやるなら覚悟を持って県に挑むといった選択しかないのであった。

私設リーグのデメリット

これは単純に

①レベルが多少落ちる ②舐められる ③天皇杯に出れない

の3点くらいだと思う。お金がかけられないのであればこの3点くらい呑むべき。私設に参加して特にコンプレックスは抱かなかった。特に私は色んな公設の方、チームの方々、関係者の方々と関係を構築できたのでTM(トレーニングマッチ)等、公設に参加せずとも私設でも充分な戦力構築を進められたと考えている。(なお、成績は中位なのでマネの分際ながら怒っているw)

実際 東京都にあるクラブチーム irumatio は公設リーグに属さずとも、高い質のプレーしている。公設が金銭や時間の面でデメリットなプレイヤーも多い世の中、我々のような生き方でもいいのかなと考えている。

私設リーグのメリット

ここでいう私設リーグは山梨簿記学院リーガステラの話である。多分 なんのシステム構築もしていない私設リーグが殆どだと思うのでそういうのは無視する。

まず我々がリーグ会長 米山さんにお誘いを受けた時、上記現状についてお話させていただいた。その結果我々は特例で「参加費半減、ユニフォーム着用義務のところビブスでOK」という判定を出していただいた(来年からはユニフォームを作る予定だが、この時はそんな余裕すらなかった)。そう、私設のいい所は融通が聞くところである。

で、このリーガステラは山梨のフットサル界では公設リーグよりも加盟数が多く、県リーグと選抜チームを組んで試合をしても勝ってしまう。と言った非常にレベルの高いリーグである。ちなみに元Fや元ブラジル世代別代表なんかもいる厄介リーグである、、、笑

我々にはメリットしかないリーグであった。

ちなみに年間12試合 遠征費は1試合1人あたり3000円。学生によってはこれでもきつい所があると思う。

まとめ

スポーツはどうしても金がかかってしまう。もちろん金をかければいいものが作れる。しかし、自分らの生活を考えた上で私設リーグに入り出費を抑えつつ レベルをそこまで落とさずプレーをすることも場合によっては出来る。これからの地域アマチュアスポーツには自分に合った選択の幅が増えてくると思っている。

そしてこれを支えるスポンサーの偉大さは関わってよく分かった1番の事でした。この誰もが抱える問題を地域貢献の一環として支えてくれる訳ですから。


あと良かったら私共 市立大月短大フットサル部に 遠征費の足しとしてこの記事を購入して頂いて サポートしてくれたらと思います。選手も喜びます😭

ここから先は

0字

¥ 200

このサイトの運営継続のためのサポートよろしくお願いします。