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あたまの中で遠出する

【文字数:約1,000文字】

 長編用のプロット作りに関する記事から2週間が経った。

 今は試作がてらの冒頭に、少しずつ書き加えながら頭の中に世界観を作っているところで、だいたい5,000字くらいに育ってきた。

 それが本決まりになるかもしれないし、あるいは後で消す可能性もあるけれど、とりあえずでも進めている、という状態を重視している。

 今回は締め切りを設定をしていないので、「1日あたり何千字」とかの数値目標もなく、ぼんやりとした完成形があるだけだ。

 noteの更新頻度を減らしても、日によって書く気が起きないときもあり、たるんでいるなぁと自分で思う。

 とはいえ、完成するまでに向き合う期間の中で、そうした書いていない時間も楽しいものだ。

 ◇

 形にしていないということは、いくらでも想像の余地があるのと同じなので、使えそうなアイデアが出たらメモしておいて、適宜に反映させていくのが面白い。

 書いていない時間は「考えている時間」とするのが近く、遠出する予定を頭の中で想像するのと似ている。

 そういえば1月に入ってから、記憶にある限りバイクでのツーリングをしていない。

 なまらやたら寒いのもあるし、長編に向き合っていると旅をしているような感覚になって、けっこう満足できてしまうからだ。

 それでも向き合う時間が長くなれば、頭を切り替えるべく遠出をしたり、難しいなら過去の写真で行った気になる。いい旅、行った気分。

 ヘッダー画像は神奈川南部の藤沢~鎌倉を走る江ノ電こと、江ノ島電鉄の車両を撮ったものだ。

 いつぞやの遠出にて駐輪場から町中に入り、ぶらぶら散策してみたような気がする。

 江ノ電は町中を走りながら南下して、やがて相模湾の近くに出て鎌倉を目指すのだけれど、途中の駅前では ↓ のような光景が見られる。

 電車のすぐ近くを歩く人がいるかと思えば、県外ナンバーの車が横を通り過ぎたりと、眺めているだけで面白い。

 鎌倉から海側に向かうと由比ガ浜があり、海沿いに走れば三浦半島の葉山や茅ヶ崎のサザンビーチなど、潮の香りを楽しめる国道134号線が東西に伸びている。

由比ガ浜の駐輪場

 由比ガ浜は散策をしている人が多く、うららかな春と秋、潮の香りが強い夏、寒さすら味わい深い冬と、季節を問わない楽しみ方ができる。

細かい砂が良い感じ


江ノ島の方面を向いて

 まだまだ寒い日は続くけれど、植物には春を目指して花を咲かすものもあり、今のところは寒さを楽しみつつ、頭の中で旅をするのも一興だろう。


(1/27 21時 追記)

 コメント欄にて、江ノ電が町中を走ることについて書かれていたので、その様子が分かる写真を追加する。

腰越2丁目 満福寺前の踏切
この後、右から電車が来る


植木すれすれを走る江ノ電


線路上から


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