大きな変化がなくても小さな変化をしているよ。父の言葉【自閉症・ADHD子育て】
特養に入所している要介護4の父が帯状疱疹になったと連絡があり、しかも顔や目の周りに出ているということで「帯状疱疹が首から上に出るとその後の後遺症もあり危険」という情報を目にして心配な日々を過ごしていました。
次の週末には面会に行くと決めていたものの息子の風邪もあり、父の体調のこともあり面会に行っていいのか不安でしたが、思い切って聞いてみたら幸い面会に来ても大丈夫とのことで私一人で行ってきました。
父は発疹で痛々しい姿で、私や看護師さんが話しかけると応えるものの会話の途中ですぐに寝てしまうという状態だったので、一番悪い状態の(明日か明後日にでも亡くなってもおかしくないと言われていた)ときのことを彷彿とさせるような感じでドキッとしましたが、
今は痛みや痒みも落ち着いて熱も下がって食事も水分も取れているので、多分眠いだけとのことで一安心しました。
心配していた失明などの後遺症も今のところはなさそうでした。
話しかけてもすぐ寝てしまうので、もう今日はこのまま会話できないで帰るのかなーと思って、「今度息子と来るから。息子に一番会いたいもんね」と私が言うと、
眠いのを必死に目を開けて
「毎日来なさい、学校なんて行かなくていいから」と。
冗談で父は言っていると思うのですが、私には、すっと入ってくる言葉でした。
父のところが息子の居場所だったらいいんじゃないかなって。
現実的なことを言うと面会時間は15分しかないので学校休んでそれであとどうすんのって話なのですが、
ストレスなくのびのび過ごせて自分を必要としてくれる存在がいる環境…最高じゃないかと思うんですよねえ。
そして父は、
「息子くんは大きな変化はなくても小さな変化をちゃんとしているよ。」と。
え、例えばどんな?!
というと、
…うーん?…うん…zzzz
という感じでしたが(笑)
例えばが出てこなくても、父の言いたいことはちゃんと伝わりました。
確かに小さな変化、たくさんしているよなって。
私も息子のことを見てあげているつもりだったけれど、やるべきことに注目してしまって本当は変化しているところがあるのに見逃しがちなんだよな…って、刺さりました。
なんか行くたびに名言を残すので私のnoteが父語録みたいになってます。
なんで父からそんな言葉がほいほい出てくるのか不思議です。
そうだ。子どもは毎日変化している。
目に見えない小さな変化かもしれないけど。
親は大きな変化を期待するけれど。
毎日きっと変化してる。
忘れないでいたいなと思いました。
お父さん、今度また息子連れて行くから、帯状疱疹を乗り越えて長生きしてよー!
居場所活動で子どもたちへ配る飲み物やおやつの材料を買わせていただきます!