検査は受けられても「診断」ができるのは医師のみ

「子どもがWISK検査を受けたけど、発達障害なのかどうかわからない」というケースを聞きました。


「発達障害」だと診断できるのは医師だけなんです。


検査は自治体の発達支援センターなどでも受けることができるので、その結果だけ伝えられている場合もあると思います。


IQの数値から「発達に遅れがある」ということは言ってくれるのですが、数値が凸凹していてそれを平均すると平均値内だと「発達障害ですね」ということは言ってくれないと思います。


息子の場合は自治体の一歳半検診でひっかかってから、療育や心理相談で自治体の発達支援センターにお世話になっていましたが、検査を取ったのもその支援センターで、「発達に遅れがある」ということはわかっていたものの、自閉症スペクトラムとかADHDということはもちろんわかりませんでした。

小学校で通級を利用する場合に医師の診断書が必要になったので病院に行き(今は制度が変わっていると思います)、初めて自閉症スペクトラム傾向とわかりました。(その後にADHDも追加)

それを聞いた時にはとてもショックでしたが、ほっとしたのを覚えています。

やっぱりそうだったんだ、って。

早く行けばよかった、病院に行くことをセンターでもプッシュしてほしかった、とも思いました。


確定診断ではなかったのですが、確定診断でなくても傾向がわかれば自分で調べたり勉強したりできます。


子どもと接する時に必要なことは「理解」です。

だいたいの人は多数派だから、「相手も自分とだいたい同じだろう」っていう予測が当たっちゃって相手を理解するのにわりと苦労しなかったと思うのですが、発達障害の子はレアタイプの
進化系。(って教授がいってました)全然理解できないことばかりです。


そこで病院での診断(確定診断でなくても)は、子どもを理解するためのツールになるんです。


必ずしも病院にいくことが必要、というわけではありませんが、WISK検査を受けて子どもの生きづらさがわかったら、病院にいくのも一つの手だと思います。

ただ病院は4ヶ月待ちとかっていうのが普通だったりするんでハードルが高いのですが…。
でもいつ行っても、「遅い」ということはないと思っています。

居場所活動で子どもたちへ配る飲み物やおやつの材料を買わせていただきます!