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ビジネスにおける掴みの物語

 人それぞれバックボーンがあって、そこに独自の物語があります。ブックライターの仕事をしていると、
「自分にはそういったものは特にない」
 という言葉をよく耳にします。
 これは私も独立して暫く経ってから学んだことですが、自分の日常が人にとって非日常であることは多々あります。自分にとって普通のことが、他の人にとって特別なスキルであったりするのです。

 例えば、私にとって本を書くことは日常です。同じく、全てを請け負っている状態ではないにしろ販路拡大についても、ほぼ日常です。ところが、他の人にとっては知らない世界であり、特別なものです。これが物語に繋がります。

「ストーリー性が大事」
 と聞いて、悩んでいる人を多く見かけます。
 ストーリー、物語を創ろうとして、時間をとられているのです。
 あまり深く考えずに、自分というものの属性を書き出してみてはいかがでしょうか。
 それだけで、物語が出来上がります。

 私なら、「元銀行員」「10年以上副業で書いてきた」「実績はこれ(本の表紙が並ぶ)」でしょうか。
 訓練すれば大抵の仕事はできるものです。
 やっている人は皆、そう言います。ただ、人には向き不向きや、趣味嗜好があって、どの職業を選ぶか分かれていきます。それだけで特別なのです。
 キーワードを並べるのが苦手な人は、自分が人に紹介される時の言葉を使ってみるといいでしょう。他人から見たあなたの代名詞がそこに並びます。しかも、人に伝わりやすいような言葉が選ばれるため、参考になると思います。

 BNIに参加して、15秒ほどの自己紹介で己を鍛えるのもいいかもしれません。

 ビジネスにおいては掴みの物語と、商品の物語と、たくさんの物語がついていきます。本のネタになりやすいことも分かります。今日は主に『掴み』自己紹介や自己ブランディングの物語について書きました。
 また他の物語についても書きたいと思います。

 髙田

 

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