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CMX Connect TOKYO:ビジネス×コミュニティ勉強会 #01 イベントレポ

こんにちは。りんです。
土曜の朝に平日より早起きするという偉業を成し遂げ(注:自分比)「CMX Connect TOKYO:ビジネス×コミュニティ勉強会#01」に参加して来ましたので私なりのまとめとTIPSをお届けします。

「CMX Connect TOKYO:ビジネス×コミュニティ勉強会#01」の詳細はこちらから↓
https://cmxconnecttokyo20191130.peatix.com/

1.オープニング:FINOLAB 伊藤さんご挨拶

本日のスペースをご提供くださったFINOLAB(フィノラボ)伊藤さんよりご挨拶です。

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駅から直結でとってもおしゃれな会場!個人的には帰りに寄れるカフェも多くて良かったです^^

2.セッション(1):セールスフォース 坂内さん、古澤さん

言わずと知れたSaaS企業でありSFAの雄。
Salesforceでコミュニティ運営されている坂内さんと、古澤さんのセッションから始まりました。

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ちなみにSalesforceさんは個人的に本業の競合でもありクライアントでもあり1ユーザーでもあり普段からよく存じ上げている企業ではあります(笑)

Salesforceがなぜコミュニティを運営しているのか?

お客様自身がお客様の言葉で話してもらった方が社員が話すより説得力・信憑性がある。
だからコミュニティが大事。
コミュニティのためにやっているわけではなくカスタマーサクセスの実現のためにやっている。

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Salesforceのことをよく知らない方はこちらのスライドをご覧くださいね。

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そしてSalesforceさんの企業紹介の後はコミュニティの紹介へ。

Salesforceコミュニティの紹介

オンライン

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オフライン

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ツール利用からのオフラインでのつながりの深さが個人的には非常に驚きでしたがその理由がわかりました。

私もいろんなコミュニティに参加してますが勉強会系・メディア系が多いので不思議な感じがするとともに同じSaaSツールベンダーとしてはうらやましい限りと思いました。

そして登壇された古澤さんの愛にあふれたトークが印象的でした。


日本におけるSalesforceコミュニティの歴史と今後

そして引き続き日本のコミュニティ運営の歴史に移ります。

Salesforceさんはユーザー会からの「コミュニティ」への転換が転機になったようです。その時にそもそも何でやっているのか?という問い直しから「やらないこと」を決めていったとのこと。例えば、懇親会もやめたそうです。運営も社員が出すぎないように自走しスケールするように転換したとのこと。

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そしてコミュニティ運営で大事な「ゴール設定」のお話。

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最後にこれまでの経験に基づいた「コミュニティ運営で大事なこと」

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個人的に印象に残ったのは以下のポイントでした。

・目標がないとコミュニティマネージャーが報われない。

→これはコミュニティリーダーも同じですね、リーダーもモチベーションが持たない(笑)

・戦略(企画)をする人と実行する人は別が良いかもしれない。

→この辺りは以前に「オンラインコミュニティの価値のつくり方」というイベントレポでも書きましたが、個人の向き不向きの他、コミュニティのフェーズによっても必要とされるタイプの人材は変わるので見極め必要ですね(難しいですが・・・)

・ゼロから始める方が楽。スモールスタートから始めるのが良い。
・自社イベントや勉強会の積み重ねから始めるのが良いかも。コミュニティリーダーを見つけるためにも。

→確かにじっくりコミュニティリーダーを見極める時間は必要ですよね。


3.CMXSummitのご報告 CMX Connect TOKYO小野さん

そもそもCMXSummitとは?の説明から。

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小野さんは4回目の参加だそうですが、昨年まで500人規模だったのが1000人規模になり、世界中でコミュニティづくりが求めれている流れを感じたそうです。
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欧米の最近のトレンドとしては最初はとりあえずやっていたのが、リテンション目的になってきた点やテック系企業が多かったのがそれ以外の企業も増えたといった点があるそうです。

そして個人的に驚いたのがこれでした。

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もっとデータドリブンが進んでいると勝手にイメージしてました^^; そして効果を可視化出来ないのは

1)データがそもそも取れていない
2)取れているが結果との相関関係がわからない(データから読み解けることがない)
3)そもそも取得すべきデータは何なのかわからない
具体的にどのあたりなのか、マーケコンサル目線で非常に気になりました。

そしてもう1つ刺さったのがこちら。

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確かにこの辺り、少なくとも企業のビジネスコミュニティでは会社側から要求されることでもありますね^^; ということでこのあたりの戦略立案を後半のワークショップでやります!

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4.セッション(2):ローンディール 細野さん

小野さんのレポートに続いては、「企業間レンタル移籍」というサービスを提供されているローンディールの細野さんのセッションです。

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ローンディールさんで取り組まれているコミュニティの全体像。サービスのステークホルダーごとに3種類もコミュニティがあります。

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なにより印象的だったのは「なぜコミュニティをやってるのか?」

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「最近コミュニティ流行っているから」とか「他社がやっているから」ではなく、まさに必要だからやっているという点が手段と目的が正しくあるべき姿になっているなぁと。意外とコミュニティ自体が目的になっている企業って多いのではないかと思ったり。必要に迫られているからこそちゃんとコミュニティ内のやり取りをウォッチして「これは」というノウハウは抜き出して「型」にして次に生かしてらっしゃる。これぞ「コミュニティの知」の有効活用ではないかと思いました。

5.ワークショップ「使ってみよう!CMXのフレームワーク」

さて、ここで先ほど予告のあったワークショップの時間です。

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CMXのフレームワーク「7P」のうちPeople,Purposeの2点をグループワークで実施しました。

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私はなんと10年続いているコミュニティ運営の方とご一緒になり、大変学びが多かったです。10年継続してだいたい毎イベントごとに3割は新規とか驚異的です。アンケートのNPSも毎回高い数値で理想的な状態・・・

私は目下、自分がコミュニティリーダーを務めているコミュニティで1:NからN:Nの関係性を増やし関係性をどうやって深めるか、という命題に対し何ができるのか悩んでおり、色々ヒントをいただきました。そして、ほかのコミュニティと比較することで自分のコミュニティの特徴がよりクリアになった点も良かったです。あとはその特徴を生かしてどうやってメンバーにベネフィットを提供するか、考え行動すればよいはず(とはいえ難しいですが^^;)。

そしてこの後は懇親会~各自解散~という流れでした。後から集合写真がないことに気づきました。次回こそ!

当日会場の様子はtwitter  #CMXConnect でも多くレポートされていますのでこちらもご参照ください。

最後に

今回、いろんな方のお話伺いながら一番考えたことは「コミュニティ」自体は昔から存在するけど今必要とされているコミュニティと何が違うのか、という点でした。

企業が運営するコミュニティでいうとそれは「サービスと提供する側とされる側のボーダーを超えられるかどうか」。そこが超えられないと人は与えられたポジションでの役割を演じてしまい、関係性が固定的になりがちになる。そうするとコミュニティの活動自体もすでにある「こうあるべき」という伝統的既成概念にとらわれがちになる。そういった既成概念にとらわれず、一線を越えてどこまでフラットな関係に近づけるか(完全にフラットにはならないとは思います)、それが昔からのコミュニティと最近のコミュニティの違いの1つなのかも、なんてことを考えました。今、話題の6curryさんはボーダー超えるどころか「MIX」されていますね。

それがきっとこれから先の企業と個人の関係性の大きな流れだと思うし、まだまだ過渡期ではあるけれども、きっとその先の可能性を見たいから私はコミュニティに関わり続けているんだろうな、なんて2年越しに気づいたりしたのでした。

そう思うと来年の「CMX Summit」アメリカに行きたくなってきました(笑)英語勉強しないといけませんが1年近くあったらなんとかなるかな(笑)

最後に今回、貴重な機会をいただいた小野さんはじめ登壇者の皆さん、ご準備された皆さんに感謝の意を表します。ありがとうございました!

ちなみにタイトル画像は小野さんのスライドから今日イチ感動した一枚

そしてこの長文を最後までお読みいただきありがとうございました!感謝!

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