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星屑217 ふわふわばなし

2020年12月9日 2023年2月14日加筆修正
 ぐだぐだと泣き言を書くことが多くなって、ついに心配の声をいただいてしまいました。数少ない読み手の人が気にかかるほど情けない文章を続けていることに反省しつつ、それでも生き方のヒントをいただけたことに淡い光を見つけたような感じになります。
 先日、仲のいい子と久しぶりに飲みにいきました。恵比寿のおしゃれなバー。数ヶ月前に見つけ、待ちに待ってようやく行けたお店はコンセプトも内装もとてもよく、職場から近い場所にこんなところがあるなんてと感動していました。さすが恵比寿。職場近辺ではお昼を探すことはあっても夜出歩くことは少ないからなんだか新鮮でした。
 数年前までは好きなバンドの話で何時間も語り尽くしていたけど、最近はもっぱら身の回りの話ばかりです。仕事の内容やこれからのこと、彼氏のこと、家族のこと……年齢的なこともあって、やや生々しい話もしたりします。私たちだっていろいろ考えてるんだからね、遠巻きに会話を聞いておいてほしいよねと盛り上がったり。誰にどのような話をするのか、どこまで現実的な話をするのか、その線引きをどうするのか、当事者同士で話すと重くなりがちなことも、友達とならいくらでも考えて話すことができます。共感してくれる人がいるというだけで、解決していないのに解決しているような気持ちになれます。不思議。
 気がついたら朝から晩まで同じことを繰り返し考えることが増えていて、これはかなり危ないなと自覚はしつつ、仕事の作業の合間についつい考えてしまいます。なんどもなんども考えに考えて、いつも思考が暗い方にむかってしまう。よくないこととは思いながら、良くならない、むしろ悪くなっている状況に絶望を感じる時もあります。
 普段、それなりに楽しく過ごしているはずなのにたまに虚無のようになるのは、目の前におおきな問題があるのにどうあがいてもすぐに解決できない状態にいるからだとわかってはいます。私1人でどうにかできる問題ではないし、今はそっと俯瞰するべきだとわかってはいるけれど、1人で勝手に焦ってしまう。だめだなあ。
 おおらかに、おだやかに、全てを包み込めるような心の広さがあればきっとこんな状況も笑って過ごせるのだけろうけど、残念ながら私には備わっていないから修行のような時間になっています。もう少しの辛抱なのか、それともこのままゆっくり崩壊していくのか?なにもわからない。なにもわからずに停滞している時間が辛いです。
 今年の一年は本当に嫌な一年になってしまいました。年末にさしかかっているのにちっとも年末感を感じないし。職場では供給過多なのでは、と思うくらい休みをいただいて、嬉しい反面何をして過ごせばいいか悩んでいます。むやみに帰省とかできないしなあ。家でぼーっとするのも嫌だしなあ。ああ、苦しい日々が早くどうにかなってほしい。
 
  

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